来客 ページ6
ーーーピンポーン
あれ？なんか注文してたっけな？
突然の来客を疑問に思いながらも
はーいと返事をしてドアの覗き穴で確認。
ん？この顔は、
『管理人さんどうしたんですか？』
ガチャとドアを開けて要件を聞く。
突然の来客は
ここのアパートの管理人さんだった。
管理人さんは20代男性にしては
やや身長が低い方でメガネをかけて声も高めな
俗に言う草食系っぽい人だ。
「あ、Aさんこんにちは。
いや、あのーここに黒い猫とか迷い込んだり
してませんかね？」
え、それって
『キヨのことかな…』
ボソッと聞こえないくらいの声で
言ったつもりが管理人さんには
聞こえていたようで
「え⁉もしかして人間になっちゃった⁉」
『へっ…⁉』
管理人さんのよくわからない発言に
驚いてると部屋の奥から猫のキヨが
とことこ歩いてきた
「にゃー？…にゃ⁉にゃあ！！(なんだようるせぇなー？…ん⁉ぴーぴーじゃん！)」
まるで待っていたかのように管理人さんに
近寄ってく猫のキヨ。
あー、なんだ管理人さんの猫だったんだ。
残念、とつぶやきながら
ふとさっきの発言を思い出す
『そういえば、さっき人間になったとか
どうとか言ってましたけど…。』
不思議に思い聞いてみると
管理人さんはしまったと言わんばかりの
顔をしながら猫を抱き上げる。
「あーえっと、そ、それはー…」
言葉を濁してる管理人さんを
見兼ねてなのかキヨが
管理人さんの顔面に連続猫パンチを
食らわせていた。
「いたっ、痛いよキヨ、ごめんってー！」
「に、にゃあ！…にゃー。(ちょ、おいばか！…あーもう知らねー。)」
…え？
キヨって名前は私が勝手に付けたもので
しかもついさっきだ
管理人さんは知らないはず
『今キヨって…？』
ためしに聞き返した瞬間
管理人さんはさっきよりもさらに
顔を引きつらせ、キヨはため息を吐いていた。
「…っ、あーもうやっちゃった。
仕方ない、Aさん、ちょっと
うちに来てくれる？」
『あ、はい。』
疑問が色々出てくるのをひとまず抑えて
私は管理人さんについていった。
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サクラ - フラスコさん…何気に残酷な事書いてますねw (2016年8月1日 1時) (
レス) id: a10c7f410b (このIDを非表示/違反報告)
フラスコ(プロフ) - 蠍さん» 蟹だと美味しく食べられちゃいますね…笑 (2015年6月5日 20時) (レス) id: 205a62b7b8 (このIDを非表示/違反報告)
蠍(プロフ) - いやレトさんは猫じゃなくて蟹になって夢主に会いに行くんでしょ(真顔) (2015年6月1日 22時) (レス) id: 8c073eb28f (このIDを非表示/違反報告)
フラスコ(プロフ) - 二代目長谷川さん» コメどもです！読んで頂きありがとうございます(^o^)大好きだなんて嬉しい…(照れ はい、頑張ります！ (2015年5月2日 5時) (レス) id: 205a62b7b8 (このIDを非表示/違反報告)
二代目長谷川 - 初コメ失礼します！小説読ませてもらいました！こういう小説大好きです()これからも頑張ってください！o(^o^)o (2015年5月1日 20時) (レス) id: d48a16d16d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラスコ | 作成日時：2015年4月5日 1時
