潜入05 ページ21
準備を急いで終わらせた後、管理室でロボロさんとインカムの利用方法の最終確認を行なった。
zm「なんでインカムの色ピンクなん？」
rb「掴んだらそれだっただけやで？」
zm「ふーん。
A、それ今回の任務で壊そな！」
rb「何言うてんねん！結構すんねんぞ！」
横で騒いでる2人の会話は特に気にしなくて良さそうなため、今のうちに地図の復習をする。
ん…？1階の玄関にあるこのくぼみは何だろ。
zm「んあじゃーまぁ、そろそろ行こか！」
『あっ、はい。』
腕を引かれたため、地図を急いで鞄にしまう。
rb「気ィ付けてな、こっちからサポートするから安心してな。」
『ありがとうございます、お願いします。』
ロボロさんによると、インカムにGPSというものが付いているらしく、彼には私たちが今どこにいるか逐一分かるようにしているとか。
こんなものまで発明できるなんて、凄いの一言に尽きる。
ゾムに引っ張られながらも、部屋から出る時にお辞儀をすれば、「いってらっしゃい」と手を振って送り出された。
いってらっしゃい、か…。
流れで言われたんだろう。
そんなことは分かっているけど。
zm「んふ、なぁにニヤついとるん。」
『…別にニヤついてないよ。』
zm「ロボロのこと気に入ったんか？」
何でそうなるの。
否定してもじゃあ何でってずっと聞いてくるのが鬱陶しい。
もう正直に答えるか…。
『いや…ここは私が帰ってきていい場所なのかなって思っただけだよ。』
zm「何や［帰ってきていい］やなくて、［帰る］場所やで。」
俺も、お前も。
そう言って頭をポンッといつものように撫でられる。
あぁ…ここの人達は私の欲しい言葉を、何故ここまで言ってくれるんだろう。
これから任務だと言うのに、涙腺が緩みそうになる。
私たち一族の血は根っからの用心棒気質なため、与えられたものは返すという主義がある。
任務を遂行することが一番の恩返しになるのであれば、必ず果たして帰ってこよう。
日が完全に落ちて静けさが増す頃合いに、ブレラ国へ向かうため、ゾムの運転する車に素早く乗り込んだ。
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フラスコ(プロフ) - onigiri710さん» コメントありがとうございます！小説は妄想の具現化なだけなので文才皆無で…。絵はすごく時間かけたので褒めて頂けて嬉しいです\‖(^○^)‖/ハイジャンプ (2020年7月3日 6時) (
レス) id: 3b8f60e517 (このIDを非表示/違反報告)
onigiri710(プロフ) - 小説かけるだけでもすごいのにプラスイラストまで描けるだと‥‥僕の精神がおいやられていくぅぅぅ(本音、神小説に神絵を見させていただきありがとうございます(スライディング土下座)) (2020年7月2日 22時) (レス) id: da17dc294d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラスコ | 作成日時：2019年6月18日 0時
