標的 81 ページ40
？ 「よく来たね。」
レッドカーペットの先にある豪華そうな椅子に座った男性がとても裏社会の人間とは思えない人の良さそうな顔でリボーン達を出迎えた。
A 「誰だこいつ‼」
Aはリボーンの腕の中でビシッと男性を指差す。
リボーン 「んなっ⁈黙っとけよって言ったじゃねぇか‼それに指差すなっ‼」
リボーンはAの腕をあわてて下ろさせる。
A 「喋るなと言われたら喋りたくなるのが人間の真理だ。」
リボーン 「語ってる場合じゃねぇ‼‼」
もう少し周りを見て欲しい。ほら、周りの奴らを見てみろ…周りからの目線が痛いぞ…
リボーンは呆れると同時に血の気が引いた。
これだけ無礼な事をしたのだから殺されてもおかしくない。
リボーン 「すみません、こいつは周りの状況を察するのが苦手なので…どうかお許しください、ボンゴレ9代目。」
A 「ボンゴレ9代目⁈」
Aと子供たちに衝撃が走る。
ボンゴレ9代目。マフィア最大の巨大ファミリーのボス。
A 「こいつがボンゴレ9代目のボス…」
リボーン 「こいつとか言うな。」
リボーンはAを睨む。
9代目 「初めまして。リボーンのお連れの皆さん。そして久しぶりだね、リボーン。」
9代目の言葉に全員の視線がが一斉に声の主に向く。
リボーン 「久しぶりです。9代目。…こいつは情報屋兼ヒットマンのAです。」
A 「おまえの事は色々知ってるぞ。出身は……」
リボーン 「バカッ‼おまえは黙っとけっ‼で、この後ろの子供たちは今回依頼で行ったファミリーから………」
リボーンはAの言葉を遮り、依頼の顛末を9代目に説明した。
9代目 「それはご苦労だったね…。で、Aちゃん、大丈夫？」
9代目は心配そうにAを見る。
A 「別に大丈夫だ。このくらい何の問題も無い。」
リボーン 「敬語を使えっ‼」
9代目 「大丈夫だよ、リボーン。…君はなかなか面白い仲間…いや、愛人を持っているんだね。」
リボーン 「‼」
9代目はリボーン達が愛人同士なのを知らないはず。あの優しそうな9代目の瞳は全てを見透かしている。……これがボンゴレに代々伝わる超直感。
A 「これがおまえらボンゴレファミリーに伝わる超直感ってやつだな。」
9代目の超直感をAに空気が読めるぐらいは分けて欲しいとリボーンは思った。
標的 82→←作者が標的80を超えて色々謝罪したい事があるのでよろしければお付き合い下さい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
cosmo(プロフ) - ハタハタさん» ありがとうございます最近あまり小説を書く時間がなく、あまり更新できていません…。ちなみに時代背景のヒント(?)ですが、夢主の周辺の時間だけ止まってるんです(あ、単純な意味ではなく、精神的な面で…。)時代背景に目をつけられるとは鋭い洞察力ですね♪♪最近は (2016年9月19日 13時) (
レス) id: 04bc803d78 (このIDを非表示/違反報告)
ハタハタ - ありがとうございます！面白いです! (2016年9月18日 21時) (レス) id: 0d534beb94 (このIDを非表示/違反報告)
cosmo(プロフ) - ハタハタさん» 時代背景などは私も少し失敗したなぁ…と思うところはあります…すみません……。一応リボーン達がアルコバレーノになる前で、他の登場人物の年齢も計算して考えたのですが…。リボーン達がアルコバレーノになったのは本編から23年前程前なのでその程度だと…。 (2016年9月14日 21時) (レス) id: 04bc803d78 (このIDを非表示/違反報告)
ハタハタ - すみませんこれはリボーンと夢主の話ですか？あと今はどんな時代ですか？水道あって自動販売機あってわかりませんあと53話まで見てないのですみません (2016年9月14日 21時) (レス) id: a69257e276 (このIDを非表示/違反報告)
cosmo(プロフ) - すみません、対処いたしました。おそらくこれで大丈夫なはずです。読者様には大変ご迷惑をおかけしました…再発防止に努めさせていただきます。 (2016年3月31日 17時) (レス) id: bb290b2a5d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：cosmo | 作成日時：2016年3月22日 13時
