保護者の睡魔17 ページ34
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カタカタカタカタ…
静かな部屋に機械的な音が響く。
指が見えなくなるほどの凄まじいスピードで
キーボードを叩いていた琥珀は
画面に表示された文字を見て
PC眼鏡の奥に隠れた紫の瞳を細めた。
「…データ消去完了。
これで、全てなかったことになるよ…」
琥珀が操作していたのは復讐者ボスのPC。
全マフィアのデータが保存されてるため、
その中から都合の悪い情報を全消去したのだ。
勿論かなり高度な技術を要されるが、
ハッキングが得意な琥珀には雑作ない。
「相変わらず機械類の扱いが上手いね。
流石は最強の情報屋、
「………バカにしてる？」
「褒めてる！素直に褒めてるよ！」
「…なら、いいけど」
慌てる赤ん坊を一見した琥珀は
欠伸を噛み殺しながら立ち上がった。
ひょい、と赤ん坊を摘み上げて
地下に設置された牢獄へと下っていく。
「ちょっ、琥珀！
牢獄は鍵がないと開かないって！」
「…もう開けた」
「…へ？」
「…さっき、データ消してるときに…
同時進行でロックを解除した…」
そして牢獄の場所も把握した。
これくらいのことが同時にできなければ
情報屋なんてもの務まらないだろう。
情報は“早く、正しく、手際よく”集める。
そして不用意にその情報を他者に漏らさない。
それが情報屋内での暗黙の掟だ。
「…琥珀ってさ、本当に凄いよね。
これからも協力してくれると嬉しいんだけど…」
「…めんどい」
昔の馴染みで復讐者に悪徳マフィアの
情報を渡すなど協力してはいるが、
タダ働きはあまり好いていない。
別に金に執着するわけではないが、
何かしら報酬がないとやる気になれない。
…まぁ、元からやる気など微塵もないが。
(…けど…今回の借りは返すよ…)
(簡単な情報なら…少しくらい、教えてあげる)
(…ただし、僕のモノに手ェ出したら…)
(どうなるか……分かるよね…？)
Continue…
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紫亜(プロフ) - 格幻さん» 今回こそできました (2014年12月20日 19時) (
レス) id: c9b8a5d62f (このIDを非表示/違反報告)
紫亜(プロフ) - 格幻さん» リクエストありがとうございます！描き終わりました！！ (2014年12月16日 22時) (レス) id: c9b8a5d62f (このIDを非表示/違反報告)
星屑(プロフ) - 格幻さん» そう言って貰えると嬉しいです＾＾あ、黒猫さんのCOMMUページで話していたので、そちらの方で話し合いましょう＾＾ (2014年12月15日 23時) (レス) id: e1ebefcbbf (このIDを非表示/違反報告)
格幻 - 星屑さん» okです！ネタ提供とかありがたい(( (2014年12月15日 21時) (レス) id: d787b599d2 (このIDを非表示/違反報告)
星屑(プロフ) - 黒猫さん» じゃあ移動しますね＾＾ (2014年12月15日 21時) (レス) id: f6815e87f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爽やか格闘家と強欲幻術師＆黒猫
| 作者ホームページ：
作成日時：2014年10月5日 13時
