保護者の睡魔１０ ページ20
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ボーッとボンゴレ達の戦いを傍観していたが、
ふいにランキングフゥ太と共に詩乃銀が現れた。
しかも何故かランキングフゥ太を横抱きして。
「…詩乃銀、何してんの」
「琥珀さん！」
琥珀が呆れたように声をかけると、
詩乃銀はランキングフゥ太を降ろして駆け寄ってきた。
何故だろう…心なしか犬の尻尾が見える気がする。
「ごめんなさい、琥珀さん…
私が誘拐されたばっかりに迷惑かけて…」
「…まぁ…いいよ、別に。
どうせ、バカがもう一人…監 禁、されてるし…」
詩乃銀が誘拐されなかったとしても
もう一人のバカを助けるためにどうせ乗り込んだ。
囚われていたら助けようとは思っていたが、
無事なら無事でその手間が省けるから構わない。
「…詩乃銀、君は帰りな…
僕は…バカを探してくるから…」
「…でも…」
「…でもじゃない」
琥珀が掴んだ六道骸の情報と、
先程アルコバレーノに見せられた写真では
“六道骸”の人物像が違いすぎる。
琥珀が知る方が事実なのは分かりきっているが、
そうとなると子供連れは些か動きにくい。
「…そろそろかな…僕は行くけど…」
「…分かりました。でも、帰りませんから。
私もボンゴレ達と琥珀さんの後を追います！」
「…はぁ…」
森の方から聞こえていたボンゴレ十代目と
知らない男との会話が終わりかけている。
琥珀の背後からは大きな音が絶えず響いている。
確かに、ここから一人で帰すのも不安だ。
とはいえ琥珀はまだやるべきことがある。
となればあんな弱々しい子供であっても
誰かの傍にいさせた方が安全かもしれない。
「…そう。なら、アルコバレーノ…
あの赤ん坊の傍は、安全だから…」
琥珀は諦めたように小さく溜め息をつき、
短く助言をしてからその場を去った。
琥珀と入れ違いに聞こえた沢田綱吉の声。
そして、暫く森を進んだところで
琥珀の目の前に現れた藍色の青年。
「…やぁ、六道骸」
「っ！」
気配を消して背後から声をかけると同時に。
青年の両手首を纏めて凍らせ拘束する。
驚きと戸惑いからか色違いの瞳を揺らす青年。
琥珀はそんな青年にうっすらと微笑んだ。
(バカとはいえ、僕の保護下を傷付けたんだ…)
(責任、とってもらうよ)
(…それにしても…可愛い反応するな、コイツ…)
Continue…
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紫亜(プロフ) - 格幻さん» 今回こそできました (2014年12月20日 19時) (
レス) id: c9b8a5d62f (このIDを非表示/違反報告)
紫亜(プロフ) - 格幻さん» リクエストありがとうございます！描き終わりました！！ (2014年12月16日 22時) (レス) id: c9b8a5d62f (このIDを非表示/違反報告)
星屑(プロフ) - 格幻さん» そう言って貰えると嬉しいです＾＾あ、黒猫さんのCOMMUページで話していたので、そちらの方で話し合いましょう＾＾ (2014年12月15日 23時) (レス) id: e1ebefcbbf (このIDを非表示/違反報告)
格幻 - 星屑さん» okです！ネタ提供とかありがたい(( (2014年12月15日 21時) (レス) id: d787b599d2 (このIDを非表示/違反報告)
星屑(プロフ) - 黒猫さん» じゃあ移動しますね＾＾ (2014年12月15日 21時) (レス) id: f6815e87f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爽やか格闘家と強欲幻術師＆黒猫
| 作者ホームページ：
作成日時：2014年10月5日 13時
