自我忘却心身喪失 ページ31
おおよその出来事を話終わりAを見て言葉を失うイルミ。
Aは念を発動させていてその脳内で情報収集していたのだ。
３０分に満たない時間でAの前髪は白髪に成り果てていた。
「念を仕舞えA」
『…』
「もう壊れてるか、まだ正常に脳が働いてるか分からないけど、実力行使するよ？」
イルミは知っている。
Aの髪を白髪にした前頭葉の持つ意味を。
長期の記憶の保存、意思と感情を司るそこは
恐怖やショックを与え続けた相手によくある事だから。
「A、命令されたいの？」
『…』
Aの念はネテロ並に気付きにくい。
酸素と二酸化炭素を見分ける様なもの。
『…』
「念を、消せ、A」
イルミはしっかり聞こえる様に区切って言う。
Aが精神を保てているか確認も兼ねて。
『…プログラム…異常なし…
上書きされた痕跡…なし…』
イルミに反応する事なく
膨大な情報を脳に記憶するA。
こうなるとは想定外だがヒソカを待機させておいたイルミはそっと合図する。
旅団ともコンタクトしつつクロロと接触出来るキーマンとなったヒソカ。
「A、ヒソカとクロロの所に行きなよ。 ヒソカは今はクロロを殺さない、味方だ」
『…』
「ねえイルミ…あれだけの情報操作が出来るなら…大丈夫だよねぇ？」
「さあ、前頭葉はロボトミーで感情や意欲の減退があってもＩＱはそのまま。
非人道的だとして衰退した元医療行為…今は洗脳や精神崩壊を狙って裏で使われてる手法」
「へぇ…イルミの見解でAは？」
「瀬戸際だね。 一生このままか、踏みとどまれるか、ギリギリだと思う」
「ショックで髪が白くなるなんて…都市伝説かと思ってたよ」
「珍しいケースじゃない。
問題はどうやって意識をこっちに持ってこさせるかなー」
「念は既に発動している…下手するとイルミとボク、心中♡？」
ヒソカは呆然自失のAとその姿に戸惑いつつ問う。
「やあA、ボクの声は聞こえるかい？」
『ヒソカ＝モロウ…ハンター２８７期生…変化系能力者…
身長１８７cm…体重９１kg…自他共に認める天才的戦闘狂』
Aの目の前のヒソカを見ている筈だがその焦点は遠い。
『情報プロテクト…クロロと交戦の為に幻影旅団偽装入団…危険度Ｃ』
「え♤ Ｃ…？」
「Aの念の規模を考えたら妥当だろ」
ショックを受けるヒソカ。
イルミは「ふーん」と思うだけだが。
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ラッコ - ゆーじさんにお願いがあります！クロロと女体化ローで小説を作れますか？ローとクロロが大好きすぎて2人の絡みを5年以上探してたんですが、全く見つかりません。ゆーじさんが良ければ2人の恋愛話を書いて欲しいです！ (3月10日 23時) (
レス) @page9 id: 7f6470301b (このIDを非表示/違反報告)
カラシネコ - チートなんてもんじゃねーぞおい! (2020年9月19日 20時) (レス) id: 7a8f90c6cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - もうね、その気持ちだけで自分スゴく嬉しいよ、ありがとうね！究極にシンプルなのでお話ごとのタイトルの前に（「桜が再び生まれたなら」シリーズに１個）*って入力するとまた違ったイメージに見えるカモ、見えないカモ…これからも作品ホンットに楽しみにしてるよー!! (2019年2月13日 23時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
kaya(プロフ) - ...ゆーじさんにもなんかプレゼントしたいんだけど、何か私にできることってあるかな？ (2019年2月13日 22時) (レス) id: 504932b45f (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - わわわっ!!嬉しいの自分だよ!!フォントや配色注文してねー！嫌がらせや苦情紛いのコメきたら自分の最新作に相手回して下さい（自分過去作品見ないので…）！使ってくれてありがとう。kaya様のファンであるゆーじからのささやかなプレゼントです（笑！ (2019年2月13日 21時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2018年4月3日 9時
