いつだって綱渡り ページ11
先程は余裕なくAを抱いてしまったクロロ。
なかなか予定の空かないAが明日も休みを取ったんだとその体を労わる様に触れていく。
明日がないかも知れない綱渡りの人生。
この肌に触れるのが今夜が最後かも…
そんな考えが頭を過ぎってしまうのだ。
「…ん？」
『…何？』
Aの左脇腹に少々の違和感を感じた。
ナイトテーブルの明かりを着けたのはクロロの直感だった。
『ちょっ…何！？ イヤ――――!!!』
クロロが腕ずくで違和感の正体を見ようとAを抑える。
よく目を凝らさねば見えぬ注射痕の様なものが２つあった。
「…これは何だ」
ただの注射痕ではない。
長時間何かを刺していた証拠にそこだけ肌の色も微妙に違う。
『えー…とっ…秘密にしておこう、うん』
「限りなく正直である事はどうした」
『それはビジネスポリシー！ 今はプライベート！！』
「パクを呼んでもいいんだぞ？」
パクノダは対象に触れ質問をする事で記憶を読む。
『パクかー、久しぶりに会いたいかも』
「記憶を覗いていいんだな？」
『それとこれとは話が別、私はパクに会いたいだけ。 触らせないよー』
全員の念能力をいつの間にか知られていた。
電波ハックなどAにとって日常茶飯事。
いつ、どこで隠れて何をしようと無駄な事。
「情報取引ならそれは幾らで引き受ける？」
『現金、連番なしのピン札で３０億』
「…吹っ掛け過ぎだろう、イルミより酷い」
『え、イルミ３０億で自分の情報売るの！？』
へーそっかー、と言って考え事をするA。
本気でイルミの情報を買えるか試す気だ。
「やめておけ。 イルミの情報を手に入れても入金した瞬間に殺されるぞ」
『有り得るね。 でも興味が止まらない…』
「さて、話をはぐらかすな、この傷痕は何だ」
『秘密ー』
「ほお…ならヨークシンでAを見掛けたら旅団全員仲間の様に親しく接しろと命じるか」
『はい！？』
「幻影旅団とAが組んでいるなんて知れたら…顧客はどうするか判るな？」
『迷惑なんですけど！』
「なら言った方が賢明だ」
『卑怯者ー!!!』
そんな事をされたらAに依頼が入らなくなる。
「Aもパクやマチに会いたいんだろう？」
『オフでね！！ ９月は困るー！！』
「やたらヨークシンに拘るな」
『ヨークシンの依頼は三件入ってるからね！！』
「…掛け持ち…どれだけ稼ぐつもりだ」
『エヘヘヘヘ』
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ラッコ - ゆーじさんにお願いがあります！クロロと女体化ローで小説を作れますか？ローとクロロが大好きすぎて2人の絡みを5年以上探してたんですが、全く見つかりません。ゆーじさんが良ければ2人の恋愛話を書いて欲しいです！ (3月10日 23時) (
レス) @page9 id: 7f6470301b (このIDを非表示/違反報告)
カラシネコ - チートなんてもんじゃねーぞおい! (2020年9月19日 20時) (レス) id: 7a8f90c6cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - もうね、その気持ちだけで自分スゴく嬉しいよ、ありがとうね！究極にシンプルなのでお話ごとのタイトルの前に（「桜が再び生まれたなら」シリーズに１個）*って入力するとまた違ったイメージに見えるカモ、見えないカモ…これからも作品ホンットに楽しみにしてるよー!! (2019年2月13日 23時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
kaya(プロフ) - ...ゆーじさんにもなんかプレゼントしたいんだけど、何か私にできることってあるかな？ (2019年2月13日 22時) (レス) id: 504932b45f (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - わわわっ!!嬉しいの自分だよ!!フォントや配色注文してねー！嫌がらせや苦情紛いのコメきたら自分の最新作に相手回して下さい（自分過去作品見ないので…）！使ってくれてありがとう。kaya様のファンであるゆーじからのささやかなプレゼントです（笑！ (2019年2月13日 21時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2018年4月3日 9時
