キオクノ ソウサ ページ23
執事に囲まれ飛行船から降りてくるAを見てイルミの胸が高鳴る。
早く近寄りたい気持ちを抑えると執事が連れてくる時間さえ長く感じた。
「イルミ様お疲れ様です、大人しく問題ありませんでしたが時々我に返った素振りが…」
「だろうね、代用品のせいで完璧に操作しきれてないから」
執事の中にも派閥がある、イルミ派、シルバ派、ゼノ派はほぼキルアも支持する。
「彼女は俺が預かる。
上手い事配分された執事達の派閥を全員納得させるにはこれが一番手っ取り早い。
ヒソカが到着する前、しかも気付かれない様にやらなくてはならない。
「Aおいで」
イルミの一言で夢遊病者の様に命令に従うA。
執事達を残して屋敷へ入り誰の監視もなくなった時、一瞬でAの頭の頂点に針を埋め込む。
完璧な操作がされていないせいで少し痛みに顔が歪んだがそれも一瞬。
大人しく従順な、イルミの完璧な操作状態に入ったA。
「仕事中のせわしない顔より、こっちの顔の方が良く似合ってるよ」
針を入れた瞬間からAは「イルミのお気に入り」の部類に属した。
暗い通路でAが転ばない様、手を取れば独占欲が膨らみ親父達に渡すものか、とまで思う。
「A、俺以外に自分の過去や秘密を話さない事、上手くはぐらかす、いいね？」
『…はい』
「あとは親父達…特に母さんが結婚だ跡継ぎだ煩いから恋人のフリもね」
『…はい』
「俺にとってヒソカはあくまでビジネスサポーター、Aにとってヒソカは
『…はい』
「恋人に『はい』はないんじゃない？」
『…ごめんなさい
操作と脳内への刷り込みは成功。
イルミの腕に頬をそっと預け眠そうに目を瞑るA。
「いい子だ、俺から絶対に離れない事」
「イルミが居ればいいの。 …だってイルミは恋人だから…」
イルミが一晩かけて作った念の針は記憶の書き換えをし、デク人形にはしなかった。
大成功――――……
強力な念の針を刺せば死ぬまでイルミの命令を全うする。
だがそうさせる訳にはいかないし、そうさせたくなかったイルミの執念が成果を出した。
その結果に満足したせいか、Aの仕草のせいか…。
家族以外興味のなかったイルミが自分に命令も任務も与えないAに特別な感情を抱いた。
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ゆーじ - まみさん» 完結コメありがとうだよー！束の間の時間だけど勉強から解放されて研修行ったり実技に今は時間を使ってて、ごめんね。次の定期テストもう結果必要ないし（うへへ！まみ様のページ見てるよー！火曜また遊びに行きます！ちびちびクロロ夢書いてますがいつになるやら（汗。 (2018年3月7日 22時) (
レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - ゆっくりゆーじ様のペースで更新なさってください。これからも期待しています。そして、長々と申し訳ありませんでした。失礼します。 (2018年3月4日 22時) (レス) id: 70d11823fe (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - そして、これからも良かったら私の作品にも来てくれると嬉しいです。ゆーじ様の作品を読んでると勉強になることが沢山あるのでこれからも参考にさせてください！ゆーじ様には聞きたいことだらけです笑次回も小説はお書きになりますか？ (2018年3月4日 22時) (レス) id: 70d11823fe (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - お久しぶりです。完結のさいにコメントできなくて申し訳ありません。最近自分の作品もろくに更新できずです。やっぱりゆーじ様の作品はいつ読んでも素晴らしいです！まだまだゆーじ様の作品が、読みたい、と共に、更新しなきゃ、と焦っております笑、 (2018年3月4日 22時) (レス) id: 70d11823fe (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - あかりさん» あかり様見ててくれたんですか！？うわー！！感激ﾒﾛﾘﾝｯ!!!!!ありがとだよー！！ワンピ２本、ハンター１本ネタデリートしたら書くの止まっちゃって（汗。いつも完結に悩みます。次どうしよーって焦ってますが頑張ってみますね！発表出来る物が仕上がりますよーに！ (2018年2月22日 18時) (レス) id: 48b034f42e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーじ | 作成日時：2018年1月16日 9時
