みんながうちあけてくれるまで10【RKRN】

過去 ページ41

旧「さっき言った通り、Aは小さいときに村を滅ぼされて孤児になったんだよ。その時に母親とはぐれて、その母親を見つけて、守ることを目標にして小さいながらにも働いてきたんだ。

人を見つけるには情報が必要。守るには強さも必要。

ちょうどよかったのが忍者だったんだ。そのまま独学でふりー忍者となり暇さえあれば働いて強さを磨きつつ情報を聞き出し稼いだお金で情報を買うを繰り返していた、、。

色んな所に忍び込んでは仲間を裏切り

その母親に一歩でも近づけるなら何でもやっていた。

結果的に強さと忍者的能力ばかり伸びたんだな、、、。

私はたまたまAを雇ったときに見ていられなくてね。城全体の協力で情報を得ることを条件にAを買ったんだよ。」

厚着「Aは、、そんなことを、、。」

旧「情報をやるという嘘を付かれてそれに気づいても、微かな可能性にかけて好き勝手相手にさせることもあった、、、、、。その、、あれだな。暴力や性に関することもだ、、」

五冥「っ、!?そうなの、？！」

野村「、！そ、、それは、、、。」

旧「あの子は真っすぐな子だ。、、いや。真っすぐすぎた、、。一度決めたら最後までやり通す子だ。どんなに曲がった道でも無理やり捻じ曲げて真っすぐにしてその道を歩む。だから誰かがその道を正してあげなきゃいけなかった。でもそんな人Aにはいなかった。

、、、でも今はある。周りの人や、幸いにも友達ができた。
Aも少しずつ成長して変わっていたが、今までのAでは友達ができるなんて、そんなことありえなかった。
いつも仲間になってはすぐに裏切り関係が崩れるばかりだったからな、、、。

Aが裏切ったのは、今までなんとしてでも会いたかった母親の居場所を、華永城が知っていたから、華永城と何かしらの交渉の結果、忍術学園を裏切る形になったのだと思います。

Aが忍術学園を裏切るなんて、そんなことあるとは思いませんでした。


私の居場所がようやく見えてきたと、ようやく友情や信頼というものが分かったと、ずっとあそこに居たいとAが＿＿＿＿＿＿＿＿


今までで一番楽しそうで、

今までで一番いきいきしていましたから、、」

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