みんながうちあけてくれるまで10【RKRN】

交渉成立 ページ26

シリーズ９の「殿の考察」を少し修正しました。

『貴方方には嘘をつく許可を下ろします。「兵庫水軍とタソガレドキ城の交渉は阻止できた」という嘘です。』

男３「、、、！どういう、」

『相手が疑うようならこっちは合わせます。直接連絡が入った場合もこちら側も交渉は取り消したと嘘をつきます。あなた方は城へ帰れます。家族も大丈夫です。』

男４「、、ど、どうして、、、、。いや、何を求める、、！」

『その代わりに、貴方たちの城・現状・話せる範囲のその他の情報

この三つを話してもらいます。ちなみにこちらが得た情報は他への共有やその情報を知っていることは伏せます。

どうでしょう。あなた方にとっても好都合なのでは？』

男「、、、、わかった。その条件を飲もう、、。」

『交渉成立ですね』

男５「あぁ、、、」

男４「俺たちは華(か)城の忍者だ。城主に交渉を止めるよう指示されてここへ来た。」

『華、、城、、、、？』

立花「知っているのか？」

『、、、い、、や、、、、。似ている城の名前を知っているだけ。多分何の関係もないと思う。』

高坂「城の現状は？」

男３「城主が物凄い権力を持っている。逆らっても使い物にならなくても直ぐに捨てるしひいきもある。気に入ったものへの食事は豪華だとか、気に入らない奴は城に閉じ込めるだとか、、。それで今回俺たちが駆り出されたわけだ、、。」

諸泉「酷い城主だ、、、。」

男「、い、、や、、、それが、今の城主は本当の城主じゃないという噂があるんだ。」

みんな「「！！」」

重「そ、、それはどういう、、、？」

男４「裏で操っている本当の城主がいるとかなんとか、一時期噂になっていた、、、でもどうやらそれは嘘じゃない可能性が高いらしい、、、、。」

『、、、、誰が本物の城主かわからない、、、首を取られないためか、、、。』

山本「そうだろうな、、、。」

男５「とりあえず現状はひどいんだ。でもみんな大切なものを守るために脅されてこう動いてるわけだ。」

『、、、、逃げたくはならないの。』

男４「俺の大切な妻も子供もみんな城の地下。出そうとしても出せない。会いたければ許可をもらわなければならない。逃げたりなんてしたら、大切なもんを失っちまう。」

疾風「なんでそんなことに、、。」

男６「俺らは戦で負けた城の忍者だ。戦に勝った華城に吸収された、、、。まぁ、そういうことよ。」

『、、、そう、、。』

男３「俺らが知っている情報はこのくらいだよ。これ以上はなにも知らないんだ。」

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