復讐学園高等学校へようこそ。【オリジナル】

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「ねーねー柊さぁ〜ん。」


休み時間。

積み木で遊んでいる柊さんの目の前に

身長の高い女子達が周りを取り囲む。


いや、柊さんが小柄だからそう見えるだけかもしれないけど。

柊さんは積み木を握ったまま女子達を見上げた。


「アンタさぁ、いっつも授業真面目に受けないで何やってんの？」

「積み木でしょ〜つ・み・き!!!」

「ぎゃははっ！いったいいつの遊びだよ!」


こいつらは…まだ懲りないのか。

イヂメをしたせいで自分たちがこんな場面にさらされているというのに。


「多分ストレスたまってるんでしょうね。

今まで自分が追い詰める側だった分、自分たちが追い詰められるのに慣れていないから。」


來子が静かな声でそういった。

私とももはそれに対して頷いた。

周りの人達は見ているだけ。

前まで自分がイヂメる側だったのにいつの間に傍観者になったんだろう…。


「この積み木とかふざけてるでしょ〜！」

「ってか、いつまで幼稚園気取ってんだよ。」




柊さんは無表情でそいつらを見ていたけど

つまらないとでも言いたげにまた積み木で遊ぼうとする。

でも…

ガッシャーンと積み木がはじかれて積み木が床に散らばった。

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