検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:198,164 hit

86 ページ36

「私はクローン。最新の技術を詰め込まれたクローン。

でも詰め込み過ぎたせいで体は大きくならない。

感情、知的に問題がある。」


私に向かってそう話してくれる柊さん。


え…え?

どういうこと?どういうことなの?

世界がぐるぐる回ってなんだかもうわからない。

そんな私に柊さんは淡々と話す。


「今の技術でもとになった人間の記憶をコピーして

そのクローンに移すことができる。

もちろん性格も似たような感じにすることも可能。

脳の入れ替えも可能。

そして成長を早めることもできる。」


そこで柊さんは顔を少し伏せた。


「ある日…私はミスをしてしまった。

それが逃亡生活になる最初の原点。

本当の私、元となった私と会ってしまった。」


私は口元を押さえてどう言えばいいかわからない感情にとらわれる。

三日月さん達はすべてを知っているというような顔つき。


「彼女はひどく驚き慌て、パニックを起こした。

そして私を殺すよう命令した。

すでに私はもう不要だったから…。

柊如羅Cがすでに完璧に出来上がっていたから。

でも、私は死にたくない。だから逃げた。

失敗作になったおかげで感情は少ないし、

罪悪感だってあまり感じない。

そしてこの運動能力…すべてを使ってこの学園に逃げてきたんだ。」

87→←85



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (128 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
103人がお気に入り
設定タグ:復讐 , オリジナル , ホラ― , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

七猫(プロフ) - 名前か名字とかぶってしまった(-ω-;) (2014年7月20日 22時) (レス) id: 17b20be7a2 (このIDを非表示/違反報告)
shamZelda☆(プロフ) - ゆんさん» えぇ〜!!じ、自分で買うなんて…私はムリだ…。あと、来るの遅くなってごめんね!体育祭が終わるまで来れなさそうだから…。2、3週間したらまた来るね!ホントごめん! (2013年9月2日 18時) (レス) id: a57a0344c7 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ゆんさん» 全然大丈夫です!www (2013年8月28日 19時) (レス) id: f9630e018c (このIDを非表示/違反報告)
フィナンシェ - 林檎雨@兵長愛してるよーッさん» うん!!がんばれ〜っ♪ (2013年8月27日 17時) (レス) id: 74d7a04f01 (このIDを非表示/違反報告)
シオミ@なんか今までの発言消えた(プロフ) - 三年連続保健委員になってしまた…↓↓さん» へー、ありがとうございます!男女では計るところ違うんですね・・・無知でスイマセン (2013年8月26日 21時) (レス) id: 9aecd09548 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆん | 作者ホームページ:http://?  
作成日時:2013年8月2日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。