復讐学園高等学校へようこそ。２【オリジナル】

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いや、まさかそんな壮大すぎる…いや、現実離れしたことが起こるわけない。

それにそもそもそんなの法律に触れる。


しかも…記憶入れ替えって…。


「本物の柊如羅A、彼女は体が弱く

もしかしたら臓器移植が必要になる可能性があった。

そしてあなたを作り出した…

いえ、違うわね。それもあったけどそれとは別の事かしら。」


「記憶入れ替えを行おうとした。」


柊さんがそう呟く。


「やっぱり…でも、貴方は失敗作だった。

そして内密にされているクローン小学校へ入学。

でも何らかの手違いのせいで貴女は普通の小学校に転校することになった。

でもあなたが他の人とはかなりずれているのは誰でもわかる…

そのせいで貴女はイジメを受けた。」


その話…どこかで聞いたことがある。

私は記憶をたどる。


――小学4年生の時にイヂメを受け自ら声を発さなくなった。

今は隠しもっているぬいぐるみに脳と連動する機械を装着し機械の声で喋る。

はたから見ても運動能力の高さは異常

そして知的能力などに1部問題あり。しかし一部はずば抜けている。

ある日ある人間が彼女を殺そうとする。

その時彼女は逃走、異常なまでの運動能力を使い、

この学園への入学を求め日本にやってきた。

その時の彼女は他人の血を浴び、

殺そうとしてきた人間を次々に殺したと一目でわかる容姿だった。

それでも彼女は悪いことをしたと理解していなかった。


「と、図書室の奥の部屋で見つけた…あの書類…!!!」

「…そう。あれ、私の暮らしてきた環境の事。」

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