復讐学園高等学校へようこそ。２【オリジナル】

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その紙はどうやら調査票らしきもの。

そこには柊 如羅ℬ と名前の欄に書かれていて

その隣に無表情で映る柊さんの写真が貼ってあった。


「柊如羅…１６歳…入学理由、亡命…？」

亡命って…意味がわからない…。

でもまだ続きがある。これを読めば何かわかるかもしれない。


いや…正直彼女とこの学園が関係あるとは思えないが…。

でも興味はすごくある。私は指で文字をなぞりながら読む。


小学4年生の時にイヂメを受け自ら声を発さなくなった。

今は隠しもっているぬいぐるみに脳と連動する機械を装着し機械の声で喋る。

はたから見ても運動能力の高さは異常

そして知的能力などに1部問題あり。しかし一部はずば抜けている。

ある日ある人間が彼女を殺そうとする。

その時彼女は逃走、異常なまでの運動能力を使い、

この学園への入学を求め日本にやってきた。

その時の彼女は他人の血を浴び、

殺そうとしてきた人間を次々に殺したと一目でわかる容姿だった。

それでも彼女は悪いことをしたと理解していなかった。

詳しくは後日分けて送ります。


「ナ二ミテルノ。」


後ろから今私が考えていた張本人の声が聞こえて私は悲鳴を上げる。

どうしてここにいるの！？と聞きたいが口を開閉するだけで声が出ない。


その間に柊さんは私が落としてしまったその紙を拾って中身を少し読んだ。

でも柊さんはすぐ顔をあげた。

「悪いことは言わない。

これ以上深入りするな。」


柊さんは自分の声で私は見つめてそう言った。

私はしばらく指一本動かせずにいた。

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