復讐学園高等学校へようこそ。２【オリジナル】

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―――――私は、今までどれだけの人間を犠牲にしてきたのだろう。




「タスカルニハ、コイツラヲギセイ二…」

背中の人形がそう言った。

実際は私が呟いたも同然だけれども。


私は今まで何度も何度も殺されかけた、

生きるためにはどんなことだってした。

逃げてる途中で暗殺を頼まれて暗殺だってしたし、

あるお金持ちに頼まれてその人も殺した。

金を差し出され、殺ってくれ。

そう言われたらなんだってした。


今まで私はどれだけの人間を殺したか、そんなの知らない。

いろんな国で指名手配犯にもなっているくらいそれくらいの人々を殺した。

でもどんな国でも私の名前を出すわけにはいかない。

もちろん私の顔も公開するわけにはいかない。

そんな私についたあだ名は―――Witch of murder…

翻訳すると殺人の魔女、ありきたりでそのまますぎるあだ名。


―――そんな私は生きるため、自らこの学園に入学した。


この学園はいい。

私みたいな殺人鬼でも堂々としていられる。

だって全員が全員犯罪者、

それも悪いことをしたと理解していないたちの悪いものばかりだから。

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