三十四話 過去の話でもしようか。 ページ36
仁花「A、お腹すいたの?お姉ちゃんの血をあげようか?」
父「ダメだよ、仁花。それが当たり前になっちゃうだろう?」
常に赤い目をしているお父さんは、私が血を飲むことを許してくれなかった。それは、家族の血でさえも。
仁花「お父さん…でも、Aが…」
父「A。我慢して…」
でも、お姉ちゃんは、隠れていつも血をくれた。多分、お父さんは気づいていたんだと思う。
『はぁっ…はぁっ…』
仁花「A…」
お腹空いてる時は、自分自身の腕に噛み付いていた。人間の血を襲って食べないために。
『うぅ…お腹空いた…』
いっつもタイミング良く来るのは___だった。
?「どうしたの?お腹空いたの?」
『___!お腹空いた…でも、お父さんがダメだって言うの…』
___もいつも血をくれた。それは、本能的にやってくれていた。
『ありがとう、___。大丈夫?』
?「勿論だよ。お腹いっぱいになって良かった(にこっ)」
___は、幼い癖に気だるそうな目をしていた。全て諦めてます。と言うように。
?「見て、太陽が綺麗だよ?」
『___、見れないよ。私を焼く気?』
たまに純粋に人を傷つけそうな発言をする。そして、いつも___が付けていたのはシルバー色の綺麗な十字架。当たらないように血を食べていたのを覚えている。
?「神の力が我にあらん事を。」
『吸血鬼の前で…』
十字架に祈りを込める___。___、キリスト教徒だったっけ…?
『…夢か…___って…誰だっけ…思い出せない…』
夢を見ていたようだ。___の名前も顔も、全てモヤがかかり、思い出せなかった。
赤「…神よ…我に力を…(チャリ)」
その頃、赤葦は、小さい頃に付けていた十字架を持っていた。Aの記憶を思い出させるために。
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二話連続で駄作を生み出した梟と烏です。サボっててごめんなさい(__)
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しーくれっと( ^ω^ ) - くつ下をあげようか? (2016年4月17日 10時) (レス) id: aa08734aad (このIDを非表示/違反報告)
しーくれっと( ^ω^ ) - よぉ、リア友よ (2016年4月17日 10時) (レス) id: aa08734aad (このIDを非表示/違反報告)
デン - しーちゃんとメアリーさんの靴下がラッキーアイテムだったww (2016年4月16日 18時) (レス) id: 80f526e693 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メアリー,しーくれっと(^ω^) | 作成日時:2016年1月8日 0時