谷地家の病弱少女は、人間と吸血鬼のハーフ！？ (ページ20)

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十八話ページ20

気持ち悪い…ここは、東京の梟谷学園高校。沢山の人で体育館は溢れていた。

月「大丈夫。僕がいるよ。」

蛍が頭を撫でてくれた。するとふわっと甘くて美味しそうな匂いが近付いてきた。

？「初めまして、烏野高校の皆さん。赤葦京治と言います。よろしくお願いします。」

『蛍、この人美味しそう。』

月「そっか。でも、僕以外吸っちゃダメだよ。」

赤葦と名乗った人は無気力そうな見た目に反してとても食べたくなるような匂いを醸し出していた。

『(お腹空いたな…)ねぇねぇ、蛍。血、頂戴』

月「お腹空いたの？いいよ、あげる。」

蛍は、人目につかなそうな場所を選び、そこで首筋を出した。以外とバレないことが発覚したからだ。

『毎回ごめんね、いただきます。』

がぶりと首筋に噛み付いた。本当に蛍の血、甘くて美味しい。すると缶が落ちた音がした。

『赤葦…京治…！？お前。見たな…？』

赤「やっぱりか。凄い、目をして俺を見てたし…何となく気づいてた。」

赤葦京治は、飄々として話すが私にとっては不愉快極まりない。その時に声が聞こえた。

？「ダメだよ、A。この人は、月島君と同じ、Aを裏切らないよ。信じて。」

『(蛍と…同じ…？本当に…？)』

その声は、だんだん聞き覚えがある声になっていく。

？「赤葦君も、信じてあげて。世の中には、あなたを認めてくれる人がいるから。」

『(お母…さん…分かった。この人も…信じてみるね…)』

私は、赤葦を見つめて質問する。私をどう思うと。

赤「吸血鬼に近いけど人間。」

あぁ、初めてあった時の蛍と同じ返答。この人も信じてみるのも悪くない。

『…誰にも言わないのなら、信じてあげても…いいのよ！』

赤「誰にも言わないよ。」

彼は、ニコリと笑って腕を差し出した。私は、紅く光る目をしながら彼の腕に噛み付いた。

『美味しい。』

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文才とは何ですか？

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