谷地家の病弱少女は、人間と吸血鬼のハーフ！？ (ページ18)

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十六話ページ18

通学路、まだ人が少なくて私にとっては嬉しい。いつも通る公園。そこに、５人くらいの男に囲まれている月島君がいた。

『蛍…？』

その様子を遠くから見ていると、ボスらしき男が脇腹らへんに蹴りを入れた。

『！？』

月「ぐっ…」

苦しんでるのに５人くらいの男達は笑いながら蹴っている。

『蛍を…よくも…よくも…！！』

指笛を吹くと大量のコウモリ達がやってくる。これも私に与えれた吸血鬼の力。コウモリの使役。

『やれ。』

指を男達に向けるとバサバサッとコウモリ達が襲いに行く。お姉ちゃんは、あーあ。と言う目で見ていた。

男１「うわっ！？何だ！？コウモリ…？」

男2「逃げようぜ！！」

逃げようとする男達をコウモリ達は逃がさない。徹底的に襲っていく。

月「…A…？」

『大丈夫？』

その間に蛍をコウモリの中から救っていく。コウモリ達は、蛍を攻撃しない。するなと命令しているから。

『朝練、遅れちゃうよ。行こう？』

月「Aは、危険を顧みないね…。助けてくれて、ありがとう。」

とりあえず、お姉ちゃんに蛍を預けてコウモリ達に命令する。

『もう、いい。やめろ。』

その命令に素直に答え、もといた場所にバサバサッと帰っていく。男達は、傷だらけ。ざまぁみろ。

『蛍、脇腹見せて。』

月「え？」

ワイシャツを脱ぐとアザになっていた。でも、これなら着替えている時でもバレないな。

『大丈夫。そんなに大きくなくて良かったね。』

何で、こんなに心配するんだろう…これが“守りたい”って言う気持ちなのかな。

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文才とは一体？

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