素直になろうよ【三輪秀次】 (ページ14)

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1週間くらい経って。あの女も何も言わなくなった。フラれたのかな？よく分からないけど。

「秀次おはよー…ってか人相悪っ！めっちゃ髪ボサボサだし、くまひどっ！？」

「朝からうるさい」

「ねえほんと大丈夫。」

髪の毛のはねた部分を触ってぴょんぴょんさせてたら、手を払われた。

「余計な世話だ。構うな」

機嫌悪いなー。これはネイバー絡みかな。

「ねえ、何があったの？ネイバー絡み？」

「…お前には関係ない」

「もしやドンピシャ？」

「お前に分かるわけない」

「何よ斜に構えちゃって。相談したら楽になることもあるって」

「俺に関わるな。うざいんだよ。」

「えっ…」

ここまで言われたのは初めてで、ちょっと胸がちくりとした。

「能天気なお前には分からねえよ。」

こんなにきつく言われるのは初めてで、言葉が、胸に刺さった気がした。

「…っ…」

その場から立ち去ることしかできなかった。

これって…喧嘩したことになるのかな…

心が痛い。