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王子様 5 ページ5











「あ、あの時の!」




『神、山っ、……くんっ』








また出会えたね




私の大好きな人


私の王子様







「こんな所で何してん、ほら、雨やし風邪ひいちゃうで?


ん、入り」








『あり、がとう…ございま、す……』







なんで泣いてるかなんて


聞かないのが彼の優しさ




やっぱり素敵な人だ

さすが神ちゃんだ






『肩、濡れ、ちゃう…よ、』






「ん?あ、俺はええの」



「……あの、さ、名前、聞いてええ?」








『Aです…AAっ、』




「Aちゃん……、可愛ええ名前やね」







そう言うと


大きな手で頭を撫でてくれた





初めて感じた



好きな人の手ってこんなにたくましいんだ




『………』



「ん?」



『かっこいいなあって

あのね、智くん、大好きです』



「ん、あ、ありがとう…」







なんだか嬉しそう


口元隠して、よそ見して……あれ?



『照れて、る?』




「やかましい !笑」



照れてるのか


可愛いなあ





「なあ、Aちゃん」



『はー……っ!?』




返事をするのとどっちが早かっただろうか



いや、これは夢なのかもしれない






けど、この感触は確かに夢なんかじゃなくて




「っ……あ、ごめっ」









私、キスされた








.









.









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雨ノ宮心音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ!違反報告されます。 (2017年5月25日 21時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きゃらめる | 作成日時:2017年3月19日 8時

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