双子なのに。【黄青】

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るぅとside



｢今日は特別にお外へお散歩行っていいですよ｣



る｢ほんと？！｣




｢はい。私は私の仕事を片付けてますので｣




る｢じゃあ行ってくるね！｣




お散歩っ！！



外に繋がる扉を開ける。




綺麗な晴天だ。




草村の中にある一本道を進んで行く。




その間にトンボや蝶々が僕の顔の真ん前に来たからちょっとびっくりした。




どんどん歩いていくと、桃色と赤色が見えた。



｢ちょっと、さとちゃん！！なんで潰しちゃうの！｣


｢だって蟻地獄って気持ちわりーじゃん｣




獣人？？


猫耳とか犬耳が生えてある。


あ、尻尾も。




｢あー！！るぅとくんじゃん！！！｣


｢この前約束したのに来なかっただろーwでも今日会えたなw｣



へ？


待って、分からない。



る｢誰、ですか、｣




｢は…。｣


｢あぁ、｣




莉｢俺は莉犬！｣


さ｢さとみ｣



る｢へー！二人とも可愛い名前だね！｣



さ｢はぁ？！さとみってカッコイイぞ！｣


莉｢俺の名前は可愛い事認める、｣




この二人の顔には見覚えがあるけれど、でも、きっとそれは、僕の脳が作り出した幻想。



僕はこんな人達"知らない"。




でも、お友達になれそう。






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