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48話 ページ2

Aside

なんと、もう死ぬほど暑かった夏も、秋も冬も終わってしまい今は春休み中。もうすぐわたし達も3年生。ななと先輩達は卒業してしまった。まぁ、りいぬくんの所行く時たまに会うんだが。(←早いとか言わないで?)
そしてわたしの彼氏はやっぱり入院中。


ガラララ


『りいぬくーん?』


り「あ、Aちゃん!」


『体調どう?』


り「うん…今日は大分いい感じ!」


『そっか、良かった』


り「ねぇねぇ、Aちゃんは就職か進学どうするの?やっぱり劇団とか入りたい?」


『………』


り「えっ?ごめん、聞いちゃいけない事だった?」


『まだ3年生になってないんだから進路の事とかまだいいじゃん!考えさせようとしないで〜!』


り「アハハッ、そっかぁ…」


こういう風に、部活終わりとかに病院に寄ってりいぬくんと話すことが日課になってた。

半年くらいたった今でも、りいぬくんの意思は変わらない。ただ病気の進行は止められなくて……


り「っ……ぅえ…」


『大丈夫?ほらここに吐いて。』


り「う"ぅ……ゲホッゲホッ…はぁ……」


半年前より病気が進行したこともあって、りいぬくんは飲む薬の量や、その副作用が前より強くなって、面会できる時間もだいぶ減った。
最初の頃は、りいぬくんが副作用に苦しみ出すとどうしていいか分からなくってパニックになっちゃってたけど、今では落ち着いて対処できるようになった。

わたしはりいぬくんの役に立てて嬉しいんだけど、彼氏の方はそうではないみたいで……


り「ごめんね、Aちゃん。俺のせいでAちゃん自分の事に時間かけれない……」


『はぁ……そんなの気にしなくていーの。わたしが来たくてやってんだよ?そんな風に思われると逆に迷惑。』


り「うっ…流石Aちゃん。心にグサッと来る……」


『何それw』


『あ、わたしそろそろ帰らなきゃ。また明日ね』


り「うん。来てくれてありがとう」


ガラララ


り「…………やっぱ言えないよな。」

チラッ



診断書
赤城りいぬ様

手術を受けるか受けないかを、2週間以内に決定して下さい。
もし手術を受けない場合、













貴方の余命は半年となります。

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mifu(プロフ) - 、さん» わー!?忘れてました!ありがとうございます(´;ω;`) (2020年8月14日 15時) (レス) id: a42aec8921 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mifu | 作成日時:2020年8月14日 14時

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