無表情の特級呪術師は夏油傑の妹 (ページ17)

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復讐15 ページ17

(乙骨side)

乙「真希さんは、どうして呪術師を続けるの？」

希「私は、性格悪(わり)ぃかんな。」

希「呪いも見えねぇ奴が、1級術師として出戻って、家の連中に吠え面かかせてやるんだ。そんで内から禪院家ブッ潰してやるんだよ。」

乙「―――ふふふ」

希「んだよ」

乙「いや、真希さんらしいと思って。」

すごいなと僕は率直に思った。

真希さんの生き方はすごく綺麗だな。
僕とは真逆だ。

周りからの待遇に決して負けたりしない。

僕は、

乙「僕は、真希さんみたいになりたい。」

乙「僕に手伝えることがあったら、なんでも言ってよ。禪院家ぶっ壊そー...なんて。ははは...」

僕がそういうと、真希さんはそっぽを向いてしまった。

希「バーカ、一人でやるから意味があんだよ。」

乙「あ💦」

希「部屋戻るわ」

そう言って、真希さんは教室から出てってしまった。

なんか、耳赤かった？？

気のせいかな？

僕も、真希さんのように、真っ直ぐに生きたいな。

そしたら、僕も、自信をもって、みんなと肩を並べられるかな。

そういえば、あの女の子も、同い年くらいに見えたな。

仲良くなれるといいなぁー

なんて、僕は呑気に考えていた。

――――――この後起こる、悲劇を知らずに。

希「馬鹿か、私は。」

認められた気になってんじゃねーよ。

闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え

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次回！

やーーーーーーっと夢主が登場！

お待たせしてしまい申し訳ないです...(´；ω；｀)