腐男子なもう1人の六年生 弐

71 ページ28

立花 side

朝、井戸の近くを通ったらまだ寝間着のままのAが井戸の水を頭から被った


正直頭おかしくなったのかと思った、でも心配だから一応話しかけに行く


そしたら話かける前に


A『おはよう仙ちゃん！！！今日もサラサラだね！！！』


なんてことをいきなり言われた


立花「はぁ？？？？さっきからお前はなにをやってるんだ？？？こんなにびしょ濡れで、それに仙ちゃんって……」


思ったことをとりあえず聞いてみた、やはり今日のAは結構おかしい。それに顔が赤い気がする。


A『あのね、朝起きたら体熱かったから〜なんか冷たいの求めて井戸に来てー水被った！！！あとねあとね、なんか、ふらふらするっ！！！ふらふらーふらふららららーって！！！』


やはり熱か？


立花「………お前は何を言ってるんだ？とりあえずおでこ触るぞ？」ﾋﾟﾄ


そう言っておでこをさわったら


まぁなんということでしょう！とても熱いじゃないですか！


立花「ｯｯｯあっつ！！！お前、これ熱だぞ！？医務室行くぞ！！！」


立てるか聞いたら楽勝〜と顔に書きながら立ててないA。


しょうがない、ここは運ぶか。


A『なんで！姫抱きなのね！！！仙ちゃん！！！イケメンかよ！！！！！』


なんて意味のわからないことを言われる


立花「うん？いけめんってなんだ？」


尋ねたら


A『うんとね、かっこいいってこと！！！』


なんか褒められた、まぁ私だから当たり前だろう


立花「そうか、それは良かった。だがA、そろそろ大人しくしてくれ。」


そろそろ大人しくさせないとこれ以上熱が上がりそうな気がして大人しくするよう頼んだ


A『仙ちゃんのお願いならしょうがないね！」


なんて言われた、やはり今日のAは熱のせいでもあるのだろうけど、どこかおかしい。


そんなことを考えてたら医務室に着いた。

72→←70

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す