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真咲Side
もと、科学実験班に居たらしい怜生くんを中心に死体に触れたり、写真を撮ったりしながら詳しく調べていく皆さん。
宙が立ち上がって、現場に来ていた青明寺さんの所に詳しい死亡推定時刻なんかを聞きに行った。
俺は、特に何もすることがなさそうな感じがして来たので、待機中。
それから、一時間ほどたって、皆さんが納得したようなので行き同じく、怜生くんの運転でラボに戻ってきた。
そしてしばらくすると、中央の机とパソコンが人数分置いてある場所にみんなが集まった。
光黄「じゃあ、これから捜査会議を始めるね?」
怜生「会議の時ぐらい、健水も呼んでやれって。お前が心配なのはよく分かってるけど、これから暫くはこの事件についての捜査なんだから。リーダーも内容を分かっておくべきだろ?」
光黄「でも…。あぁ、分った。連れてくる。」
そう言って、立ち上がって奥の部屋に消えていった光黄くん。
このグループのリーダーは健水さんだったんだな。
だから、怜生くんがさっきから、健水さんは一緒じゃなくていいのか?って聞いてたんだ。
暫くたって…
??「みんな、待たせてごめんな?」
奥の部屋から、光黄くんと一緒に出てきた男の人は男性にしては少し高いかな?という感じの声で、大阪弁を話す人だった。
背は普通ぐらいで、足がすらっと長くて、髪は綺麗な栗色のショートカット…
そして、なによりとても顔の美しい人だった。
この人は、地上で働けるような仕事をしてたら、絶対もっとモテたんだろうな…
なんて考える。
??「さぁ、会議はじめよか?あれ?ちょっと見んうちにまたメンバー入れ替わったんちゃう?俺、一応指令塔してる愛刃健水っていうねん。よろしくな?」
宙「健水くん、ご無沙汰してます。」
健水「あぁ!宙やん!元気やったか?」
宙「うんっ!」
健水「慣れんかもやけど無理すんなよ?」
宙「健水くんこそ、無理しちゃだめですよ?」
健水「分かっとる。んで、君が光黄がゆうてた真咲くんか?」
真咲「はいっ!」
健水「そんな緊張すんなって(笑)」
そう言って、笑う健水くん。
キラキラ光るような笑顔。
奥から出てきた時は、オーラがすごいって思ったけど…
話してみると、意外と面白い人なのかも。
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