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真咲Side
んんッ))
怜生くんが咳払いをする。
健水「あぁ…えっと、なんやっけ？」
光黄「捜査会議だよ。」
健水「そやったな。ほんなら、今から捜査会議始めんで。」
捜査会議とはどのようなものなのか？
さっき荷物を置いたばかりの机に着く。
すると、机に設置されているパソコンに証拠品やらの写真がたくさん送られてきた。
署のほうではしょっちゅう見た黒板すらなかった。
でも、ここだったらものすごくハイテクなものを使うのかもしれない。
宙「はい、これが真咲のだよ？」
宙にそう言って渡されたのはタブレット。
あぁ、会議がこんなハイテクな機械で行える部署なんですね？
健水「ほんなら、捜査会議する前に新入りくんにある程度のこと話しとくな。」
もしかしたら、だけど…
ここならではのルールとかあったりする感じ？
そう思って身構える。
健水「ここはな、基本出入り自由や。何時に出勤しても全然ええねんで。ほやけど、そのタブレットだけずっと持っとって？GPS付きやしメンバーの連絡先も入っとるしな。風男室のパソコンに繋げんのもできんねん。ここの部屋は鑑職室、資料室、射撃練習場、武道場、防音室、ほんで各自の部屋まで全部完備されとるから好きに使ったらええわ。風男塾ってな5年前にできてん。みんなそれぞれの部署から派遣されて来とんねんで？俺は元々ここに居ったけどな？」
あっ。
自由なんだ？
もしかして、普通の警察署より緩いんじゃない？
このタブレットさえ持ってれば何処に居ても良い訳でしょ？
光黄「俺はね、元警視庁強行犯罪班3課に居たんだ。健水とは小さい頃からの知り合いだよ。」
怜生「俺は、元科学実験爆弾処理班。」
宙「僕は元鑑識法医学班に居たんだよ！いろんな死体を見たけど、やっぱり一番衝撃的だったのは、初めましての時のかな？」
真咲「法医学って？」
聞いたことない単語に聞き返すと…
宙「要はね、解剖実験ができちゃうの。ここに来てからはまだ一回もしてないし。安心してねっ！」
安心してね？って問題じゃないでしょ。
俺、実験台にされないよね？
それはないよね？
真咲「宜しくお願いします…」
もはや、やってきた仕事の次元が違う…
健水「まぁ、気楽にいこうや？敬語もやめん？一緒のグループやん。真咲は26歳で、宙が24歳やから…」
宙「僕が最年少ですねっ！」
宙が最年少？
風男塾、ヤバいです…
やっぱり、凄すぎる集団でした…
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