水色の空に浮ぶ太陽 Masaki.K×Kensui.A (ページ24)

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真咲Side

みんなで、作戦？みたいなものを確認してから、宙と怜生くんと一緒に裏口に回る。

俺を怜生くんと宙で挟んでくれて、宙は大きな荷物があるから一番後ろ。

怜生「裏口、スタンバイオッケー。」

健水「分かった。ほんなら、突入開始。」

全-健「了解。」

ガン))

重い鉄の扉が開く音が、耳に着いた機械の奥から聞こえる。

怜生「さぁ、行くか。」

怜生くんが裏口の扉を開ける。

ギィ))

サビたような音を立てて開いた扉。

その音と同時に、一番先頭の怜生くんが中に足を踏み入れる。

そのあとに続いて俺たち二人も。

だけど…

中に入っても犯人の姿は目視できる範囲では確認されなかった。

拳銃を構えながら少しずつ前に進んでいく。

無線の奥で…

カチャカチャ))

物音がした気がした。

真咲「健水くん。もしかしたら、近くに犯人がいるかもなんで気を付けてください。」

健水「ありがとうな。でも、大丈夫や。お前ら全員、正面入り口付近に集合。犯人がおった。爆弾も一緒や。」

怜生「オッケー。」

裏口付近を警備するはずが、まさかの犯人が爆弾を抱えて中にいるという状況。

急遽、正面入り口付近に集合したメンバー。

全員で、物音のする部屋に行ってみる。

そこには、大事そうに爆弾を抱きかかえて、耳にイヤホンをしながら爆弾の補修作業を行う犯人がいた。