87.本当の事 ページ40
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「A、何してる」
「いやもう圧倒されてるというかなんというか…」
「そんなに驚く事か？」
この施設そのものがもうハイテクっていうか。
便利性とか機能性とか造りとか、もろもろ…。
ここの世界って、私が元いた世界よりも過去の時代だよね？いや、そもそもが違うから比べて驚くのもあれなんだけど。一応、ゲームの世界だし…。それでもこうやってこんな現実を目の前にしたら驚かずにはいられないし感心の声だって出る。
レオンは全く驚いてないけど。まぁこっちの世界の人だし、当たり前か。
「日本でこういうのはあまり見ないのか？」
「えっ？……あー、うん。…見ない、かなぁ」
テーマパークとかでこういうのはあるかもだけど…。
遊び以外の施設でこんな近未来っぽい機械も造りも私の世界には無い。
ここは命の危険があるとんでもない場所だけどこんなレアな光景は忘れないようにしっかり目に焼き付けておかないと。
「…レオン？」
何故か立ち止まって私をじっと見てくるレオンに小首をかしげる。何か言いたげだけど言うか迷ってる…みたいなそんな表情をしていた。
「どうかしたの？」
「…いや、君は…」
「ん？」
なかなか言い出さず、しまいには私から目を逸らすレオン。
痺れを切らし、腰に両手を当てながら彼のすぐ目の前まで近づいて顔をのぞき込んでみた。目の前に近づいてきた私に対し、少し驚いたように僅かに見開く青い瞳と目が合う。
「何〜？言いたい事あるなら言ってよ。言葉濁すのレオンらしくない。……ん？らしくないって言うのはおかしいか。私達知り合って1日も経ってないし」
あは、と笑えばレオンは眉を寄せて私を見る。
「どうしてそんなに普通でいられるんだ…？」
「どういうこと？」
「A、君はどこまで記憶を失くしてる」
「……え？」
「君は日本人。日本からこっちに移住を？両親や、住んでる場所や、他に知り合いは？」
このタイミングでそれを聞かれるとは思ってなくて、浮かべていた笑みが引きつってしまった。
レオンに至っては物凄く真剣な顔。
土壇場で記憶喪失って設定を通してここまで来ちゃったけど、そんな謎多き女な私についてそりゃ気になるよね。
“なんにも分からない”
と言えばそれまで。レオンはきっとそれ以上聞いてこないだろう。
だけど私がここから消えるのは時間の問題だってことが分かったわけだし…どうせ消えていなくなっちゃうなら、本当の事を話しちゃってもいい気がしてきた。
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里胡(プロフ) - ヤバ〜！！とうとうシリーズ３....めちゃ楽しみですっ✨ (5月8日 0時) (
レス) @page48 id: e4c27b2981 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - しののめさん» わー！数ある作品の中からこちらを見つけてくださり嬉しいです…！それに一気に見てくださって…（ ; ; ）ありがとうございます！また近々更新しますので、楽しみに待っていてください(*ˊ˘ˋ*) (4月5日 13時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - 里胡さん» 神作…！ありがとうございます（ ; ; ）わくわくしてもらえて嬉しいです♪励みになります！また近々更新しますので楽しみに待っていてください(* 'ᵕ' ) (4月5日 13時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
しののめ - バイオハザードをプレイするようになってこの作品にたどり着いたのですが、ここまで一気に見てしまいました🤭無理せず、更新して頂けると嬉しいです！応援しています😳 (4月3日 9時) (レス) id: 47229d96fd (このIDを非表示/違反報告)
里胡(プロフ) - 相変わらずの神作です✨更新された度にわくわくしながら見ています！無理をしない程度にこれからも頑張っていただきたいです☺️次回も楽しみにしてます！！ (3月21日 22時) (レス) @page40 id: e4c27b2981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きよか。
| 作成日時：2023年7月18日 22時
