80.恋の観察 ページ33
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エイダさんとようやく合流したところで、私達が次に向かうのは研究所。
NESTにはケーブルカーで行けるらしい。なるほど、あのケーブルカーがNESTへ続いてるってことか。正直、ウィルスのサンプルがある場所に行くのは不安しかないけどこのまま放置することは出来ない。この国の命運がかかってる…って言っても過言じゃないだろうし。
「ケーブルカーには、このリストタグがあれば動かせる」
「いいね。どこでそれを？」
「借りたの。とにかく、あと少しよ」
来た道を戻りながら会話する2人の後に続いて行く。
途中、痛みで足を止めるエイダさんにレオンがかつごうか？と聞くがこれも断られていた。無理して歩いたら悪化しそうだけどな…。エイダさん、ヒール履いてるし。
私はレオンの腕を肘で突き、彼女に聞こえないように小声で話す。
「あっさり引き下がらないで無理やりお姫様抱っこでもすればいいのに」
「それこそ本気で嫌がられるだろ」
「は〜男らしくないなぁ！」
お姫様抱っこって女の子からしたら夢なんだよ〜！と言えばそれは君だけじゃないのかなんて返された。
分かってないんだから！
…まぁでも確かに、エイダさんにお姫様抱っこなんてしようもんならガチギレされる未来も見える。彼女は私やレオンが思ってるよりもずっと強い女性だから。一筋縄じゃいかなさそうだよね。
「…ふむ。まぁ、私は応援してるよっ！」
「……何の話だ？」
ふふふ、とニヤニヤしていると変な目で見られた。
私達がそんなどうでもいい話をしているとは知らず、エイダさんはこちらを振り返る。その視線は包帯の巻かれたレオンの肩にあった。
「肩の具合は？」
「見た目より痛い」
「2人揃って棺桶に片足入れてる」
「何か私だけピンピンして申し訳なくなってきた」
「ここまで擦り傷一つも付けてないなんて、あなたはかなりの幸運ね」
果たして幸運と呼んでいいものなのか…。
ただ逃げまわって隠れて助けられての繰り返しだったから無傷で済んだだけなんだよね。
それに対して2人は傷だらけのボロボロ。ピンピンしてる私が身代わりに…っていうのは無理だけど、守る役割に徹したい。もちろん自分の身も。
「あれで目的地に行けるはず」
ケーブルカーの前まで辿り着き、エイダさんは自身の手首につけてあるリストタグをケーブルカーの扉にかざした。
「わ、開いた！」
中に入って行く彼女に私達も続いた。
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里胡(プロフ) - ヤバ〜！！とうとうシリーズ３....めちゃ楽しみですっ✨ (5月8日 0時) (
レス) @page48 id: e4c27b2981 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - しののめさん» わー！数ある作品の中からこちらを見つけてくださり嬉しいです…！それに一気に見てくださって…（ ; ; ）ありがとうございます！また近々更新しますので、楽しみに待っていてください(*ˊ˘ˋ*) (4月5日 13時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
きよか。(プロフ) - 里胡さん» 神作…！ありがとうございます（ ; ; ）わくわくしてもらえて嬉しいです♪励みになります！また近々更新しますので楽しみに待っていてください(* 'ᵕ' ) (4月5日 13時) (レス) id: eb7d68b815 (このIDを非表示/違反報告)
しののめ - バイオハザードをプレイするようになってこの作品にたどり着いたのですが、ここまで一気に見てしまいました🤭無理せず、更新して頂けると嬉しいです！応援しています😳 (4月3日 9時) (レス) id: 47229d96fd (このIDを非表示/違反報告)
里胡(プロフ) - 相変わらずの神作です✨更新された度にわくわくしながら見ています！無理をしない程度にこれからも頑張っていただきたいです☺️次回も楽しみにしてます！！ (3月21日 22時) (レス) @page40 id: e4c27b2981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きよか。
| 作成日時：2023年7月18日 22時
