箸が転べば僕らは笑った -5-【魔d!】 (ページ44)

今日:11 hit、昨日:1 hit、合計:22,496 hit

- ページ44

.

ポンっと肩を叩いてそう言ったのは寝ていたはずのショッピ先輩
現実逃避をしていた僕は普通に驚いて、言葉をつまらせながら彼を見た

『お、きたんですか、ショッピ先輩』

syp「ええ、とっても楽しいタイミングに」

そう言いながらニタァ…と悪そうな笑顔を浮かべる彼はわざとらしく咳をしながら、今起きたように大きくのびをする
最後に「あれ、そういえば」と呟くことでみんなの視線を集めた

syp「僕たち非公認師団にそもそも参加資格はあるんですかね？」

と、言いながらあくびをし、目元にたまった水をすくう真似をしながらそう言った

「「「「「……」」」」」

途端に静まり返る師団室

長い沈黙と点だけになったみんなの顔

唖然、驚愕、動揺、虚無…
いろんな感情がまとまりむしろかわいいけど、けど！いたたまれない！

『い、言い出せなくてごめん。で、でもこのゲーム楽しそうやし、気落とさずにさ、みんなでやろ、ね？』

syp「っく、ププ…」

『僕とショッピ先輩のせいですよこれ、言い出せなくて、ほんまにごめんみんな』

syp「あとで一緒に録画見返しましょうね、Aさん」

キャッキャッと僕の肩を掴んで笑うのは悪魔
イロニー・ショッピという悪魔である
でもこの件に関しては僕も悪魔なのだ…
いやみんな悪魔なんだけど

ぐにゃりと揺れる思考を飛ばすように《バン！！》と机を叩いたのは

sha「参加資格…っあるに決まっとるやろ！！」

そう、ギンギンに目が血走った我らが主人公
司会者トイフェル・シャオロンだった

sha「こんなええ企画出しとんのやぞこっちは、なんならこれで公認格上げもワンチャンありやろがい」

ci「そうだそうだ！僕たちも師団披露(バトラパーティ)やりたい！」

tn「こうなりゃ今から生徒会に…直談判や！！」