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「おまたせ。
動けるのこんなんしか無かった。」
換えの着替えがあるらしい
奥の部屋から出てきたAは
いつものぶかっとした服ではなく
Tシャツに、スキニーという
シンプルな服装をしていた。
いつもと違って身体のラインがよく分かる。
「可愛いじゃん」
照は口元に手を当て目を細める。
「さっ、やろやろ！」
「A、照れたの？」
照の横を通り過ぎ
準備をするAの小さな耳が
ほんのりピンク色に染まっていたのを
照は見逃さなかった。
からかう照を
Aは華麗にスルーする。
「Jrのときレッスン前にやってた
筋トレは今でもやってるんだけど、
運動しなさすぎて、
すぐ疲れるんだよねー。」
「じゃあ、ふくらはぎ多めにやるか
このポーズできる？」と
空気椅子みたいなポーズを
照はして見せた。
「少しの時間なら」
20秒程していると
ぷるぷると震えてくる太もも
だけども
元々負けず嫌いなところがあるAは
限界を超えて倒れ込むまで
意地をはってしまう。
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作者名：プポプポ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/homepupo/
作成日時：2020年5月21日 0時
