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お昼ご飯まで時間がある場合は
ソファの下で筋トレをして過ごす。
それが
照の最近のルーティーンだった。
「、、、。」
ある日、
腕立てで追い込みをかけている照のそばに
いつの間にか仕事を切り上げていたAが
黙って座り込む。
「Aどうした？」
腕立てをしたまま照は顔を上げ尋ねた。
「私も筋肉欲しい」
そう言うとAは
照の腕をつんと指で押す。
「珍しいじゃん。どうしたの？」
照は好きな人が自分の趣味に興味を持っているという幸福感に満たされていた。
「人並みの体力が欲しいの。」
Aは恥ずかしそうに笑う。
「一緒にやってみる？」
と照が腕立てをやめて聞くと
Aは素直に頷いた。
Aが動ける服装に着替えている間
照は初心者でも出来るような
トレーニングをひねり出す。
ケータイの検索履歴は
あっという間に
腹筋 初心者
だとか
腕立て伏せ 初心者
などのワードに埋め尽くされた。
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作者名：プポプポ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/homepupo/
作成日時：2020年5月21日 0時
