EXOの長男 12

BoAヌナ 3 ページ9

『他にもアーティストはいたのに、BoAヌナにだけ惹かれたんです。
キレイで上手くて、カッコイイ！って。
曲調もオレ好みでしたし』

BoA「改めて言われると嬉しいわねwww」

『あの時は、本当にBoAに助けられました』

BoA「私に？」

『思春期真っ只中な時に母を亡くし、幼い妹もいて、これからどうしよう…って気持ちが沈んでいた時に、BoAヌナの曲を聴いて、自分を鼓舞して頑張れたんです』

BoA「そうだったんだ…
どこかで、自分の曲が誰かの助けになってるなんて…
歌手冥利に尽きるわねwww
お姉さん、気分が良くなっちゃったわ♪
さ、じゃんじゃん呑みなさい！！」




あの時は、これっぽっちも思ってなかった

他の先輩達にも言える話だけど、テレビの中の人物と、まさかこんな形で再会するなんて…

あの時は、アイドルになる気なんて、そもそも思ってなかったし…

まぁ、オーディション受けた時だって受かるなんて思ってなかったし(汗)

人生って何が起きるか分からないもんだなぁwww




BoA「あの時、日本での仕事が多くてね…」




ヌナは酒が入ったせいか、ポツリポツリと話し始めたんだ




『日本のテレビによく出演されてましたよね。
よくお見かけしました』

BoA「仕事があるって事は、いい事なんだけど…
イヤでイヤで仕方なかったのよ…」

『そうだったんですか？』

BoA「そうよ？
あの時は、まだ事務所も今ほど大きくなくてね…
だから、通訳さんなんていなかったし…」

『え？いなかったんですか！？』

BoA「そうそう！
事務所で日本語の勉強はさせられて、会話は何とか出来たけど、読み書きはまだまだだったし…
だから、日本での生活が大変でね(汗)」

『その気持ち、よく分かります(汗)』

BoA「ましてや、私はグループじゃないじゃない？
だから、頼れる人なんていなかったし…
Aが居てくれたら、無理矢理でも連れてったんだけどねwww」




他国で慣れない生活をして来た、と言う意味ではBoAヌナの気持ちが分かるが、オレには同じ練習生の仲間がいたり、メンバーがいて助けられた部分がある

けど、BoAヌナは1人

きっと、オレよりも苦労しただろう…

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