EXOの長男 1 (ページ40)

今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:299,036 hit

回想3 セフンside ページ40

ｾﾌﾝ『やっちゃった…』

ﾏﾈﾋｮﾝ「何だ？何したんだ！？」

ｾﾌﾝ『うん…まぁ…』

ﾏﾈﾋｮﾝ「何だよ！全然分かんないじゃん！！」

マネヒョンが運転する車に乗り込むと、更に後悔の波が押し寄せてくる

もう、本当に後悔しかない

午後からの現場に、どんな顔をして行けばいいんだろう

そんな事しか考えてなくて、授業を受けていても身に入らなかった

でも、時間は刻々と過ぎて行き、気付けばもう昼

今日はここで早退し、現場に向かわなければならない

ｾﾌﾝ『…行きたくない』

ﾏﾈﾋｮﾝ「はぁ！？何なんだよ、今日のお前…」

迎えに来てくれたマネヒョンのバンに乗り込むが、正直行きたくない

“学校に行きたくない”の次は“仕事に行きたくない”

タダをこねる子供みたいだけど、本当に行きなくないんだ

きっとAヒョンは怒ってる

もしかしたら、ボクに愛想をつかせてしまったかも知れない

現場までの道のりが、やけに速く感じた

現場に近付けば近付くほど、ボクの行きたくない気持ちも比例するように強くなって行った

けど、到着してしまった

楽屋まで、ゆっくりゆっくり向かう

本当に行きなくない…

でも、楽屋前まで来てしまった

ドアを開けられない

いや、開けたくない…

ｾﾌﾝ『マネヒョン…(涙)』

ﾏﾈﾋｮﾝ「本当に何なの！？
もう、さっさと入れよ！」

ウジウジしているボクに痺れを切らしたマネヒョンは、ボクを押し込むように楽屋へと入れた

ﾁｬﾆｮﾙ「お！おかえり」

ﾍﾞｯｷｮﾝ「おかえりー！」

ｼﾞｭﾝﾐｮﾝ「おかえり」

ｼﾞｮﾝｲﾝ「おかえり」

ｼﾞｮﾝﾃﾞ「おかえり～」

ｷﾞｮﾝｽ「おかえり、セフナ」

ｾﾌﾝ『た、ただいまです』

びっくりした

何にびっくりしたかって？

ヒョン達の態度だよ

あれだけ朝から騒いでたんだ

あの騒動で起きた人もいたと思う

ギョンスヒョンは確実に起きたと思う

でも、何事もなかったようにヒョン達はみんな出迎えてくれた

でも、いつもと違うのは真っ先に“おかえり”って言ってくれるAヒョンが黙っていた事だった