EXOの長男 1 (ページ35)

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回想3 ジョンインside ページ35

ｼﾞｮﾝｲﾝ『…ここですか？』

ミンソギヒョンはトイレの前で止まり、中に入れと顎で指した

予感的中！？(焦)

いつか見たマンガのように、個室に閉じ込められ、上から水でも浴びせられるんじゃないか！？

なんて思いながら恐る恐るトイレに入ると、そこには壁に寄りかかって、うずくまっているAヒョンがいた

ｼﾞｮﾝｲﾝ『…Aヒョン！？』

ｾﾌﾝ「Aヒョン！？」

ｼﾞｮﾝｲﾝ『え！？ミンソギヒョン！
どーゆーことですか！？(焦)』

ミンソギヒョンの方を向くとミンソギヒョンは深いため息をついていた

「ジョンイナ？セフナ？
何で！？ミンソガ！どーゆー事だよ！！」

顔を上げたヒョンは、ミンソギヒョンに向かって怒っていた

ﾐﾝｿｸ「たまにはコイツらにも頼ってやれよ」

ｾﾌﾝ「ミンソギヒョン、どーゆーことですか？
何が何だかサッパリ…」

セフンが説明を求めると、ミンソギヒョンはまた深いため息をついた

ﾐﾝｿｸ「…A、2日くらい前に捻挫したんだ」

ミンソギヒョンの話によると、Aヒョンは連日のスケジュールで疲れていたのか、階段で足を滑らせてしまい足首を捻挫したと言う

確かに、ここ最近はカムバックに向けてスケジュールがパンパンだった

Aヒョンに限らず、他のヒョン達もオレ達もペン達の前では気丈に振舞っていたけど、みんな口癖のように、疲れた、眠いと言っていた

Aヒョンは口には出さなかったけど、内心思っていることは同じだったんだろう

そんな時に起こしてしまった捻挫

しかしカムバックは目前

もし、ヒョンが抜けたら再びフォーメーションを組み直し、練習し直さなければならない

だから、ヒョンは迷惑かけないようにと痛みに耐えながら、なおかつメンバーに心配かけまいと、平常心を装っていたんだ…