EXOの長男 1 (ページ16)

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回想3 ベッキョンside ページ16

ﾍﾞｯｷｮﾝ『日本の音楽聞いてたの？』

「ああ、聞き慣れた言葉の方が考えずに聞いてられるからな。
韓国だとどう言う意味か考えちゃって逆に目が冴えちゃうから(汗)」

韓国に来て4年目のヒョン

だいぶ韓国語に慣れてきたと言っても、やっぱり母国語の方が聞きやすいんだろう

ﾍﾞｯｷｮﾝ『日本が恋しい？』

ヒョンは渡韓して以降、日本には一度も戻っていないと言っていた

「恋しくないって言えばウソになるな。
でも、オレが日本に戻る時はデビューした時か、S.M.を去る時だって決めてたから」

渡韓した当時は、韓国語がほとんど喋れなかったらしい

そんな状態で、生活するなんてオレには出来ないと思う

でも、ヒョンは4年間も後ろを振り向かず、前だけを見て進んで来た

本当にヒョンはすごい人だと思う

ﾍﾞｯｷｮﾝ『じゃあ、デビュー出来たらから、やっと日本に帰れるね』

「何だ？オレに日本に帰って欲しいのか？www」

ﾍﾞｯｷｮﾝ『ち、違うよ！！
そーゆー意味じゃなくて…！』

「わかってるよwww
でも、オレはまだ帰らないよ」

ﾍﾞｯｷｮﾝ『何で？』

「プライベートではって意味な。
日本に帰る時は添嶋Aじゃなくて、EXOのAとして帰りたいんだ。
オレ、デビューしたよ！って」

デビューするまでの道のりは険しかっただろう

そこは練習生期間が短く、韓国人のオレには理解してあげられない

でも、ヒョンの言葉から苦労した末に、やっと手に入れた物なんだと思った

「日本にいる家族や友達にお前達を紹介したいんだ。
コイツらがオレの大切なメンバーで、可愛い弟達だよって」

その言葉がすごく嬉しかった

だから、早く紹介されたいし、早くヒョンの大事な人達に会いたいって思った

「長々と話ちゃったな…
そろそろ寝ようか。明日も早いし忙しいぞ」

ﾍﾞｯｷｮﾝ『そうだね。ヒョンも早く寝てね』

「ああ。おやすみ、ベッキョナ」

ﾍﾞｯｷｮﾝ『おやすみ、ヒョン』

って言いつつも、ヒョンはオレが寝るまで寝ないんでしょ？

オレ、知ってるんだからね？www

だから、そんな大好きなヒョンの部屋で、ヒョンの近くで寝たその日の夜の夢見は良かった

だから、ヒョンが自分の部屋で寝ろ！って言っても、また来るねwww

でも、ヒョンはそんなこと言わないんだろうな

だって、ヒョンは優しい人だから…