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「おはよう、ルカ」
「おはよう!ルカ!」
『おはよう、零、景光。』
_______とある桜が舞い散る季節。私たち3人は警察官になる為警察学校へ入学した。
零はとある人を探すため、景光は両親を殺した犯人を捕まえるため、私はそんな2人を守るために。
「楽しみだね!」
「拳銃とか早く撃ちたいな」
『零、首席なんでしょ?総代だよね、』
「ルカも女性の中では首席だろ?」
『うん、でもみんなの前でスピーチとかしたくないから断ったよ。』
「え、そうなの?ルカのスピーチ、俺見たかったのになぁ」
「僕も見られると思ってたよ」
『私なんかより零の方がもっと凄いから。楽しみにしてるね、スピーチ』
警察官になるために、幼い頃から沢山の武術や勉学を学んできた。父や母にワガママを言って買ってもらった参考書は本棚に沢山並んでいる。
全ては2人を守るため。これから起こる未来の出来事から、悲しみの連鎖から2人を守るために_。
こうして入校式が始まり、零は登壇して見事なスピーチを終えた。私と景光は感激の嵐である。景光に至ってはほろりと涙を流していた、保護者?
零は昔から喧嘩っ早く、よく私と景光が仲裁に入っていたし。
「ゼロ!お疲れ様!!」
『お疲れ様、とても良かったよ。』
「ありがとう、2人とも。」
照れるように笑う零。
その後私たちは鬼塚教場のクラスでまた3人一緒だったことを喜んだ。
「お前ら同じ班だな!!俺は伊達航!!よろしくな!!」
「俺は諸伏景光!よろしく!!」
「降谷零だ、こちらこそよろしく頼むよ」
『…航??久しぶり、藤峰ルカよ』
「ルカ!?久しぶりだな!!」
そして同じ班で班長だった伊達航は中学の時の同級生。小学校、高校、大学は零と景光と同じだったんだけど中学校だけは父の転勤の関係で別だった。
「随分綺麗になったな、気づかなかったぜ!」
『ありがとう。』
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作者名:椿 | 作成日時:2022年6月10日 14時