14話 もっと楽しませろ ページ19
円堂「吹雪!お前のシュート、どうしても止めたくなった!!」
吹雪？「出来るもんならやってみな。」
挑発する様な笑みを浮かべ、自陣に戻る吹雪。
その後ろ姿を見送っていた円堂は、そっと自分の掌を見つめた。
円堂「(まだ、手がｼﾞﾝｼﾞﾝと痺れてる…
あいつが仲間になってくれたら…!!)」
鬼道「スーパーディフェンスに、素晴らしいシュート力…
噂以上のプレイヤーだ…」
染岡「どんなにシュートが凄くても…
豪炎寺の代わりは居ねえんだ…!!」
それぞれが、吹雪に対して感想を持つ。
僕も、見てて期待以上のプレイヤーだと思った。
染岡が、ゴールに転がって居たサッカーボールを足で蹴り上げ、手に乗せる。
染岡「やられっぱなしで居られるかよぉ!!」
瞳子「そこまで!試合終了よ!」
染岡はこの後点を取りに行こうとしてたみたいだったが、そのタイミングで監督が試合を終わらせる。
染岡「何!?」
音無「え？ここで終わりですか？」
東雲「もう吹雪の実力は見終わった。これ以上の試合は無意味だよ。」
驚きの声を上げた音無さんに、吹雪を見たまま説明する。
音無さんはそれで納得した様だったが、染岡は違った。
染岡「ふざけんな!!ここで終わらせてたまるかよぉ!!」
木野「染岡君ｯ!!」
東雲「あいつ…」
監督の指示を無視し、吹雪にボールを蹴りつける染岡。
吹雪も乗り、そのまま打ち返した。
染岡「お前に負ける訳には行かねえんだ!!」
吹雪？「(ﾌｯ やる気か…面白え!!」
落ちてくるボールを追う二人。
それぞれがボールを打ち合うが、吹雪の力に押され、弾き飛ばされる染岡。
吹雪？「その程度か。話にならねぇ!」
染岡「ｸｯ」
吹雪？「こんなもんじゃ満足出来ねぇ。もっと楽しませろぉ!!」
東雲「…ﾊｧ 行ってきます、監督。」
瞳子「ええ、お願いするわ。」
エターナルブリザードを打つ寸前の吹雪。
僕はその吹雪に一瞬で寄り、ボールを奪う。
吹雪？「何!?」
そのまま素早く白恋を躱し、シュート体制に入った。
東雲「引き裂け!!天竜の…鉤爪!!!!」
結局、相手が技を出す暇もないまま同点ゴールが突き刺さる。
吹雪？「…面白え。勝負しやがれ!!」
東雲「はいはいまた今度ね。」
吹雪をさらっと流し、染岡の方を向く。
東雲「ほら、もう同点だから試合終了で良いよね？」
染岡「…ﾁｯ」
…何で僕舌打ちされなきゃいけないの？
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杳覇(プロフ) - かんきさん» ありがとうございます！ (9月1日 0時) (
レス) id: 1cd5a8a31d (このIDを非表示/違反報告)
かんき - 白りゅうコメΓおもしろい (8月31日 23時) (レス) @page6 id: 1055dbe400 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 阿修羅さん» はじめまして。コメントありがとうございます！ わ〜〜そうなんですか！？ 恐縮です、ありがとうございます…！ ご愛読頂けて本当に嬉しいです、これからも精進していきます🙇♀️ (2022年5月7日 20時) (レス) id: 1cd5a8a31d (このIDを非表示/違反報告)
阿修羅 - はじめまして！この小説とっても好きです。何回も読んでます。この小説作ってくれてありがとうございます(*'▽') (2022年5月7日 18時) (レス) @page9 id: fe9d7705f3 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - あかりさん» コメントありがとうございます。三話にて記述しております。 (2021年7月11日 18時) (レス) id: 1cd5a8a31d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2017年9月8日 18時
