【w.r.w.r.d】何もしてません【学パロ】 (ページ24)

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Didn't 23 ページ24

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「で、何や。用事ってのは」

静かな会議室。
本来教員たちが使うべき場所は成績上位者であるグルッペンに占領され、個人的問題解決に向けて利用されていた。

不服そうに声を発するシッマによくぞ聞いてくれたと言わんばかりの顔で頷くグルッペン。
その隣で自身の携帯で何かを確認している大先生。頬杖をついて持参した焼き菓子を頬張るオスマン。

ここが学校だということを忘れているのか、そもそも決まりを守っていないのか、それはもう個人個人、自分の好きなように振舞いながらグルッペンの声に耳を傾けていた。

「...つむぎのことだ」

静かなバリトンボイス。
その瞬間、シッマは勢いよく立ち上がり、頬を紅潮させながらパクパクと口を動かした。

「もしかして、恒例のつむぎの可愛さについて語るヤツか！？なら俺、最新のネタ持っとるで！」

「残念ながら、そうじゃない。...きっともうその話は二度としなくなるだろうが」

「...は？」

苦々しく口元を歪めながら笑うグルッペンにシッマはぽかんとして立ち尽くす。
訳がわからない、と言いたげに隣で壁にもたれかかっていたゾムを見た。ゾムも何のことか分からないらしく肩をすくめた。

何のことだ。

そう言おうとした直後、心の内を読んだかのようにそれまで静かに聞いていたひとらんが口を開いた。
少しいつもより目つきが鋭い。

「...例のウワサでしょ。あのつむぎが流した」

「その通りだ。学校中に広がっているから皆聞いたと思っていたが...」

そうでもないらしいな、とグルッペンは頭を振った。蛍光灯の光に金髪が揺れてキラキラと反射する。
知らないのか、と言いたげにひとらんは頭をもたげた。

どうやらゾムは思い出したらしい。呆れた表情を浮かべながらアイツか、と静かに呟いた。

＊

出た～、明後日更新とか言って普通に今日更新する奴～

嘘ですごめんなさい
テストの真っ只中です死にそう