Didn't 16 ページ17
＊
『...あっ、あの』
「どうした」
『なんで、私と廊下を歩いてるんですか？』
そう問えばはて、と首をかしげる彼。もとい、グルッペンくん。
...ああ、ダメだ。わかっていない。
自分の顔がどれだけ私と違うのか。その結果、私が通り過ぎる生徒に非難と皮肉の入り混じった視線を全て受け止める羽目になっている。
ヒソヒソとあちらこちらから声が聞こえる。
目線が身体中に刺さって痛い。
＿＿ほら、ウワサをすれば来たわよ。
＿＿ええ、あの子？明らかにつむぎちゃんよりブスじゃない。
＿＿ホントよね。つむぎちゃん、可哀想。
『...っ』
いやでも届いてしまうその陰口にグッと拳を強く握った。
今にも逃げ出したい感覚に囚われて、少しずつ歩くスピードが早まっていく。
やっぱり、この人たちと行動すると辛い。
「...ああ、なるほど」
やっと私の質問の意味がわかったらしいグルッペンくん。遅い。
でも言えない。
「お前を困らせたいわけじゃないんだ。...ただ、つむぎと距離を置こうと思ってな。そうすればつむぎは気づくだろう？」
あいつは物分かりがいいから、と付け加えて再び歩を進め始めた。
影のある瞳に何も言えなくなって、私もグルッペンくんに続くように歩き始めた。
陰口なんて、もう耳から抜けていた。
＊
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たこやき。 サブ垢(プロフ) - サブ垢から失礼します。ですよね、可愛いですしね！ (2018年7月7日 9時) (
レス) id: a53a645abf (このIDを非表示/違反報告)
ヒナナ(プロフ) - 主ちゃん……好きやで、つむぎよりええわ (2018年7月6日 20時) (レス) id: ccf5a3db28 (このIDを非表示/違反報告)
@Akane.Per_1945:小説執筆中 - たこやき。さん» そうなんですか()←← (2018年6月26日 14時) (レス) id: 36a89c900f (このIDを非表示/違反報告)
たこやき。(プロフ) - @Akane.Per_1945:小説執筆中さん» 圧倒的人気でした... (2018年6月23日 18時) (レス) id: cf837c4d54 (このIDを非表示/違反報告)
@Akane.Per_1945:小説執筆中 - たこやき。さん» 1じゃないすか！やった() (2018年6月23日 17時) (レス) id: 36a89c900f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たこやき。 x他1人 | 作成日時：2018年5月27日 12時
