巷でウワサの銀の髪道化師の少女 (ページ31)

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電話しろとか大体忘れるページ31

近藤さんが帰ってきて私は土方さんに書類を出しに行ってから部屋に戻る途中のこと。電話が来た。

「···もしもし？」

高『A、お前色々あったなァ。』

「···げ、」

そうだ。星潰しがあった後、もう１度高杉から依頼を聞く予定だったのだ。でも、私はその途中で真選組に捕まった。急いで縁側に出る。聞かれたら切腹じゃ済まない。

「それで···今更なに？」

高『そんな所にいるんじゃえいりあんハンターも失業か。』

そう、私の元々の職は第七師団でもなく、万事屋でもない、「えいりあんハンター」だ。

「まぁ、有給使って出来る範囲でやるけど。」

高『次のは中々厄介になりそうだが。』

「そんじゃあ面倒臭いからいいや。そちらさんもそこまで弱っちくないでしょ。」

高『あぁ、そうだな。』

「それじゃあまた。」

ツーツーツーツーという音と共に電話は切れた｡

山「あれ、Aさん電話ですか？」

なんて言われるもんだからビックリする。

「うん。友達とね。」

山「それと···さっきの書類の事なんですけど間違えてませんでしたかね？」

「あぁ、多分だけど大丈夫だった。それに偵察はすごいね！」

気配を消してジッと観察なんて出来ないもん。

山「あ、ありがとうございます！///」

何とか乗り切ったけど、ザキが電話の内容を聞いてませんよーに。

山(誰と何話してたんだろ。少し気になる。)