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道化師の少女 ページ2

by沖田
季節は桜の舞う春。真選組屯所の朝、俺は食堂のテレビに目を移す。毎日のニュースはあまり変わり映えがなく詰まらないのだが、今日のニュースは違った。

「続いてのニュースです。江戸の歌舞伎町に謎の少女が現れました。」

土「謎の少女?」

すると銀髪の髪を揺らし、マントを羽織り、魔法の様な物で攘夷浪士達をなぎ倒す少女が映った。その表情は帽子に隠れて見えないが。

「その後、警察がその場に向かい職務質問をしましたが、口角を上げると魔法を使って消えてしまったようです。」

沖「旦那に似てら。」

近「あぁ、確かにそうだ。」

そんな事はどうでもいい。この後は会議が有るらしく、気が沈んでいるのだ。

土「オイ総悟、」

沖「何ですかぃ、土方さん。」

土「もう会議10分前だ。」

沖「だから何ですかぃ?」

土「総悟、一回切腹するか?」

これだから土方は堅物扱いされるんでぃ。

会議┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
近「今回の会議はだな・・・」

沖「Zzz...」

いつもの様に部屋の隅っこでアイマスクをして寝ていると近藤さんが話し始めた。

近「歌舞伎町に時々現れるアイツについてだ。」

沖「アイツって例の道化師ですかぃ?」

俺自身も気になっては居た事だ。少しだけヤル気が出る。

土「お前、起きてたのか。」

近「で、話を続ける。単刀直入に言うと、道化師を捕まえて職質する。至って簡単に聞こえるが、相手は道化師だ。見つかれば姿を眩ますらしい。目撃情報に付いては、山崎から。」

山「はい。目撃情報は歌舞伎町を中心に通報されています。道化師のルックスは、全身黒で、マントを羽織っており、帽子を被って顔を隠しているらしいです。あらゆる魔法を使い、姿を眩ましたり、相手を攻撃するなど手練との情報も。」

?「私の為に会議か。」←夢主のAさん

声のする方に目をやると桜の花弁に紛れて謎の少女が立っていた。

近「誰だ、お前?!」

?「私が例の道化師だよ。手練なんざ、嬉しい事よ。」

少女がの声とは思えないドスの効いた声を放つソイツは襖に寄りかかり、室内に目を向ける。

土「歳と名前と職を答えろ。」

「歳は18。名前は答えない。職は道化師。」

土「名前も答えろ。」

「別名、暗黒少女。」

そう言った瞬間、会議に参加していた隊士が凍った様な顔をした。

武装警察と魔法使い→←夢主のルックス



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作者名:月猫 | 作成日時:2017年10月11日 7時

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