奇跡的に会えた姉上が口悪い件について

猫は気まま ページ22

どうも、先程弟に猫にされたAです。何気に気ままでちょっと楽しい。
総悟によると、猫の私は総悟のサボりに付いていけば良いらしい。

沖｢まさか、あの土方ヤローからサボリと言う言葉が出てくるたぁ驚きやしたぜ。｣

土方さんが言ったんだ。

それから総悟に連れられてきたのは団子屋。いつものように店員さんが出て来た。

店｢あぁ、沖田さん。今日は何にします？ってその猫！！！どうしたんです？！｣

わぁ！と笑いながら腰を屈める。

｢ニャー。｣

このサボり魔の姉だよ！いっつも引きずってるあの人！

沖｢ちょっと込み入った事情があるんでぃ。・・・みたらし。｣

そこで注文するか？！・・・それにしても猫って気ままだなぁ・・・眠い！丸くなって顔を埋めたらそのまま寝ちゃいそうなくらい。
その時、総悟が背中を撫でてきた。

｢？！｣

｢どうやったら治るんですかぃ？｣

知るかっ！こっちが聞きたいわ。睨み気味に見上げると｢兎に角サボリパラダイスだ｣とか言って。···ムカつくよ。

店｢おまたせしました〜。｣

さっきの店員さんが団子を持ってきた。で、私の本能がやり返せと騒いだ訳で···。

｢ニャァァァ｣

１つ、横からかすめ取った。

沖｢あ、ちょ！｣

ふにゃふにゃと口の中で噛むと甘さが広がる。お団子はこうじゃなくっちゃ。店員さんが苦笑いで去った後、

沖｢返せェェェェェ！！！！｣

怒り狂って総悟が向かってきた。

｢ニャー♪｣

ヒラヒラと総悟の攻撃を避けて、引っ掻き合いになる。

···中々猫も、楽しいよ。ホントに。

・・・あれ？→←ニャー。　by沖田

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