奇跡的に会えた姉上が口悪い件について

媚び売りってツッコミ大切 ページ18

桂が居た。

桂｢そうか。宜しく頼むぞ。｣

宜しく頼むって何をををををを？！？！？！
と・・・兎に角、媚び売れば・・・いいんだよね？！

｢お名前はなんとおっしゃるのですか？｣

隣に座る桂に寄って、手を付き、覗いてみる。この人ってどんなのがタイプだ・・・？

桂｢桂小太郎だ。｣

うん。知ってる。知ってるけれども・・・！！

｢いいお名前ですね(^_^;)お酒はどうですか？｣

兎に角、お前は酔え！！！酔って全てを吐き出せ！！！

桂｢あぁ。｣

よっしゃ。お酌すればいいんでしょ？！徳利を手に取って、、、その瞬間にガシッと頭を寄せられる。

｢？！？！｣

バ、バレた？！？！

桂｢もっと近くに寄ったらどうだ？｣

紛らわしいィィィィ！！！私、花魁じゃないからっ！！！桂の肩に頭を掛けながら徳利を傾ける。

｢どんなお仕事をされてるんです？｣

ちゃんと答えろ・・・！

桂｢地球を天人から守る仕事だ。｣

｢いわゆる攘夷活動ですか？・・・素敵なお仕事ですね。｣

お前の攘夷活動に惚れる女がいるかよ。

桂｢にしても、お前の髪は綺麗な髪だな。｣

私の栗色の髪を撫でながらそう言う桂。これが犯罪者じゃ無かったら落ちてたけどな・・・。

｢ありがとうございます。桂さんの髪もお綺麗ですよ。｣

女装に困らなそうだよね。

桂｢そうか？｣

｢えぇ。｣

クルクルと指に絡めてもスルッと指が抜ける。・・・女子力高くね？女子以上に髪、手入れしてるでしょ？

桂｢切ろうと思っていたのだが・・・｣

｢切るだなんて・・・！そのままで充分カッコイイですよ。｣

桂の見分けが付かなくなるじゃないかっ！！

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