[tntm] 欲しい ページ31
トマトクン視点
「えっ、これ俺に…！？」
と、キラキラ瞳を輝かせるたなっち。
何故たなっちがこんなにも生き生きしているのかと言うと
たなっちが前から食べたいと言っていたケーキを俺が買ってきたからだ…！！
「うん、たなっちに」
自然と頬が緩む。
たなっちのことを純粋に可愛いと思う。
なんだか、子犬みたいで。
「ありがとう、トマ坊…！」
そういってへらり、と笑う。
俺も、どういたしまして、と微笑む。
「…じゃあお礼に
トマ坊がしてほしいことをしてあげよう！」
たなっちは得意気な顔でそういう。
「…してほしいこと…？」
うーん、と悩む。
「そう、してほしいこと。
あんなことや、こんなことでも
トマ坊が望めば何でもするよ？」
たなっちはいつの間にか俺の目の前にいた。
座っている俺の足の間に膝を置き
左手を俺の肩に、
右手を俺の顎にあて、
いわゆる顎クイと言うやつをしている。
「…別に」
俺が素っ気なくそういうと
たなっちはショックを受けた様子だ。
「え、キスくらい欲しいでしょ！？
さ、流石にそれ以上のものは求めなくてもさ」
ねぇ、トマ坊、とたなっちは俺を抱き締める。
そんなに焦るかなぁ…？
「じゃあ、きすして」
たなっちの腰に手をまわす。
「……じゃあって…」
たなっちは不服そうな声を漏らした。
「ん」
唇が重なる。
たなっちの柔らかい唇の感触。
とっても安心する。
「…トマ坊、もっと俺を欲しがってくれてもいいんだよ…？」
たなっちは甘えるように言う。
「たなっちこそ、俺を欲しがったら？」
そういってみると
たなっちはむ、と口を尖らせた。
「俺はトマ坊欲しかないから
ずっとトマ坊を欲しがってますけど」
トマ坊欲って…
性 欲の間違いじゃないんですか？
「俺だってそうだよ」
ぐ、と顔を近づける。
でもたなっちはキスしてくれなくて
自分から唇を重ねた。
「…怒ったん？」
不安になってそう聞く。
「もっとキスして欲しい」
…答えになってないんだよなぁ
まぁ、たなっちが欲しがってくれるなら。
俺はもう一度唇を重ねた。
俺とたなっちは優しいキスを交わす。
一度離れて、たなっちを見ると
幸せそうな瞳を此方に向けていた。
「トマ坊、今日、抱いていい？」
そう聞かれる。
たなっちは欲深いひとだ。
そんな風に思いながらも、
俺は迷うことなく答えた。
「うん、抱いて？」
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ちぃ(プロフ) - はじめまして。そして完結&お誕生日おめでとうございます…！更新されるの毎日ワクワクしながら読ませて頂きました…！全部大好きです！！続編全力でお待ちしております！本日はステキな1日になりますように！ (2019年9月15日 12時) (
レス) id: 855d50c0b1 (このIDを非表示/違反報告)
もやし(プロフ) - いつも楽しみに更新を待ってました(*´ω｀*)そして！お誕生日おめでとうございます！短編集にたなとま多く取り入れようかな…笑 続編待ってます！ (2019年9月15日 11時) (レス) id: d70a483de9 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 今まで更新ありがとうございました！そしてお誕生日おめでとうございます！素敵な一日になりますように…！絶対はじだい小説描きますので！続編を待ってます！ (2019年9月15日 11時) (レス) id: 0a2930288c (このIDを非表示/違反報告)
なすび - 玉ねぎさん» 素敵なリクありがとうございました！ヤンデレ書くの下手なのですが…喜んでいただけて嬉しいです！また書きますね！これからもどうぞ宜しくお願いします〜！ (2019年8月21日 1時) (レス) id: c63e5ccc18 (このIDを非表示/違反報告)
なすび - あやさん» 本当ですか！？嬉しいです！はい！ありがとうございます！いつでもお待ちしております！ (2019年8月21日 1時) (レス) id: c63e5ccc18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なすび | 作成日時：2019年7月1日 2時
