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ゆゆside
今傷ついたばかりの友達を放っておけるわけない。
『いいよ、』
そう返事すると、ベンチに座る私の前に立つ。
やふへゐ
「ゆゆ、立って腕広げてくんない……?」
やふへゐくんの言う通りにする。
まるで、ぬいぐるみかのように強く
ガラスの瓶のように大切に抱きしめられた。
肩に乗っている頭をゆっくり撫でてあげると
離すもんかと言いそうなぐらい今までよりも
力が強いハグをされた。
これがきっかけ。
それからもなにか、悲しいことがあった時
嬉しいことがあった時、寂しい時にお互いを呼び出してハグをしていた。
半年前。
やふへゐくんに彼女が出来た。
でもそんなの関係なくて、私は完全にやふへゐくんとのハグに依存していた。
困らせちゃうから本人には言えないけど。
そして今。
彼女がいるからこの関係を終わらそうと言う。
無理だよ、そんなの。
だって……
だって私は……
あなたの、やふへゐくんの
1番になりたいって思い始めちゃったから。
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月 - たなっちの引っ越しちゃうやつの続きが見たいです。できたらでいいのでお願いします! (2020年3月25日 22時) (レス) id: 8f18ea8c59 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年6月10日 22時) (レス) id: b946a130ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆゆ | 作成日時:2019年6月10日 22時