Chapter３４ ページ34
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だいちくんが、YouTubeを、卒業する。
その発表があった時、本当に、何も知らんくて。ただ、嘘でしょ？って。またいつものように、だいちくん流のドッキリでしょ？って。思ってた。
でも、その覚悟は、本当のようで。
はじめくんはずっと前から相談にのっていたようで。だからちょっと、他のみんなも、ちょっと、悔しいなって。
もっと早く知っていれば、もっとその時間を大切に出来たのにって。
後悔しても遅い。
あぁ、何だか。
俺って、後悔ばかり、だよなぁ。
それから数日して、だいちくんは動画を抜ける日が増えてきた。しっかり就職活動しているみたい。
寂しいけど、俺達はただ、だいちくんがだいちくんの人生を歩めるよう、応援するだけだ。
一緒に動画を撮れる時間はまだある、だから俺達もしっかり、楽しみたい。
そんな今日は。
安定の、Aとのご飯。
Aは、いつからかまた更に、綺麗になったような、気がする。
『....げ、人参....』
「...メニューに思いっきし人参のってたけど？」
『ハンバーグにしか目がいってなかった...』
「でしょうね。仕方ない、このようへい先生が食べてあげましょう」
『先生、ありがとうございます』
ハンバーグプレートを頼むも彼女の苦手な人参がついており、早速さに俺のステーキプレートに人参を移していく。
...人参嫌いなの、ほんと昔から変わらんのな。
なんて、昔も良く人参を残してたな、と思い出して、つい口角が上がった。
ハンバーグプレートを完食し、しっかりデザートのティラミスを食べているA。
ニコニコしながら、幸せそうに、食べている。
『....ん、どうしたの、欲しいの？』
「いーや。違う。.....いつ、はじめくんに、告るんかなーって、思ってただけ」
『？！？！』
Aは大きな目をこれでもかって程開いて、ティラミスを食べるのやめた。
せっかく食べてる姿見るの、好きなのに。
「気付いてないとでも思った？」
『...いや、その....うん、』
「あのさ、俺達確かにYouTuberだけど、中身はただの人間だから。Aと変わらないよ、全く。後悔してからじゃ、遅いよ。それに、俺は、Aが幸せになってくれんと、困るから」
あー、泣きそうだ、なんて。
「頑張れよ、A」
お前の事が、好きだから。
だから、幸せになって、欲しいよ。
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Daaa(プロフ) - 美聖留(ミシェル)さん» 無事に完結することが出来ました、最後までお付き合い下さりありがとうございました！次作も...何か...書けたらいいなぁ....((( (2020年6月28日 11時) (
レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
美聖留(ミシェル) - 面白かったです！！完結おめでとうございます！！次の作品も楽しみにしてます！！ (2020年6月28日 10時) (レス) id: 6e06f0e7f6 (このIDを非表示/違反報告)
Daaa(プロフ) - So-mei.さん» コメントありがとうございます！！わあああ...嬉しい...読むに読めない作品であったかと思いますが、最後までありがとうございました！次作も書けるように頑張ります！ (2020年6月27日 19時) (レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
So-mei. - 初コメ失礼します…最初から読ませて頂いてて、本当一言一句の言葉遣いが素敵で、心に残りました！またDaaaさんが作品を作ることになったら是非読みたいです！最後に、素敵な作品ありがとうございました！応援しています！ (2020年6月27日 12時) (レス) id: 5021305aba (このIDを非表示/違反報告)
Daaa(プロフ) - youtubeさん» わああ、そんな嬉しいご感想...本当にありがとうございます！リアルにきっとようへいくんなら背中押すんだろうなぁ...と(泣)何とか完結できて良かったです！ありがとうございました！ (2020年6月26日 21時) (レス) id: 4b5c938df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Daaa | 作成日時：2020年6月12日 15時
