姫の料理は恋の味I ページ16
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｢立花ー、これどうするんだー？｣
｢待ってマリン、それまだだよ！｣
月曜日の6時間目。
私たちは今、調理室にいるの。
家庭科の授業で、和食を作ることになったんだ。
メニューは、ぶりの照り焼きと味噌汁、それにほうれん草の胡麻和え。
各班の人数は4〜5人で、私の班はマリン、忍、兵藤くんと私の計4人。
ぶりの下味をつけようとしてたんだけど、マリンが先にぶりを焼いちゃって…
一旦フライパンから出してもう一度味つけし治さないと。
この大変な状況で2人は…
｢七鬼、この間のゲーム、マジ強かったぜ｣
｢ああいうタイプの初めてだったけど、なかなか面白かったよ｣
ゲームの話ばっかで手伝う気、一切なし！
はぁ…
話に夢中な2人に話しかけても仕方ないと思い、私はフライパンからぶりを出して調味料をつけていた。
｢悪かったよ、立花｣
頭上から聞こえてくる声に反応すると、忍が申し訳なさそうな顔でこちらを覗き込んでいた。
｢でも、知ってるか？ため息つくと、幸せって逃げていくんだぜ。｣
そう言ってニカッと無邪気に笑ったのだ。
さっきまでイライラしてたはずなのに忍の純粋な笑顔を見て、なんだか心が落ち着いた。
｢俺も手伝うからさ、教えてよ｣
髪を1つに束ねて、エプロンと三角巾をつけた忍は最高にかっこよかったの。
こんな時にだけどドキッとしちゃったよ…
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未麗 - とても面白かったです。これからも頑張って下さい‼ (2022年3月28日 9時) (
レス) @page17 id: 1aa17b468f (このIDを非表示/違反報告)
芽依 - 頑張ってください！ (2021年7月28日 16時) (レス) id: 41e57318a8 (このIDを非表示/違反報告)
ほたく(プロフ) - あゆのゆさん» コメント気づかず申し訳ないです…そう言って頂けて嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年6月11日 23時) (レス) id: 8aa40af1bd (このIDを非表示/違反報告)
あゆのゆ - この話大好きです！推しが尊いです！！これからも、応援しています！！ (2021年5月18日 20時) (レス) id: 7e43d947b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたく | 作成日時：2021年5月13日 21時
