今日:19 hit、昨日:15 hit、合計:61,146 hit
小｜中｜大
2 ページ45
自分勝手だとかそんなことわかってる。
でも貴方と離れてしまうなら。
毎日誰かに取られるのではないかと怯えるくらいなら。
いっそ自分から離してしまえばいいと
あの時の俺は結論を出した。
「潤くん合格おめでとう」
「ふふっありがとお！」
「いつ…行くの？」
「ん〜と、来週あたりかなあ」
「わかってないのかよ(笑)」
「だって母さんがやたら張り切っちゃって俺置いてけぼりなんだもん(笑)」
いつも通りだったよね。
俺が話すまではさ。
「ねえ潤くん？」
「ん〜？」
「俺と別れて」
「…は？」
紅茶を飲もうと少し持ち上げた貴方のカップがカチャリと音を立てて倒れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 80人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちょんた | 作成日時：2019年7月27日 2時
