【wrwrd】推しへの愛がダダ漏れ中【shp】 (ページ15)

今日:7 hit、昨日:27 hit、合計:690,499 hit

＠shp_love (15) ページ15

短いようで長く感じた金曜日が終わり、やっとの思いで土曜日。

『あぁ〜緊張する……』

ショートピースさんが居るかもしれない。
そんな淡い期待が胸の中にあり、手汗がじんわりと滲んでくる。

いや、でもどうせいないだろう。そう思っている。そう思っている筈なのに、期待してしまう自分がいる。

『よしっ！やってやる！』

私は謎の気合を入れて、ジムの中に入った。

そして受付の女の人の元へ行く。

『あの、今日からなんですが……』

「あ、はい！ Aさんでいらっしゃいますね」

『はい』

「それでは、トレーニング器具について、簡単にご説明しますね」

受付の人は可愛い笑顔で対応してくれた。

簡単にとは言っても、素人の私にも分かりやすいように、丁寧に教えてくれた。

そして、私がうんうんと、あいずちを打っている時だった……

「Aさん」

自分の名前を呼ばれた。
しかもショッピ君の声で。

『え、ショッピ君？』

私が思わず後ろに振り返ると、そこにはダークブラウンの髪色をした、1人の男の人が立っていた。

身長も自分よりはるかに高いし、顔もかっこいい。

shp「あーいや、ショッピじゃないっす。ほら、ショートピースってアカウントの」

『うぇ！？ショートピースさん？！』

私は思わず、ショートピースさんに近づく。
するとほんのりタバコの匂いがした。

『めっちゃイケメンじゃないですか！！』

shp「Aさんって、結構直球ですね」

ショートピースさんは呆れたように笑う。

『それに、ショッピ君の声にそっくり』

そうなのだ。本当にショッピ君の声にそっくりなのだ。

むしろ、一緒と言っても過言ではない。

え、と言うかショッピ君ご本人？
でも、そんな偶然あるはずが無い。

shp「よく言われるんすよねー。だからTwitterとかもショートピースにして、タバコもショートピース吸ってるんすよ」

『そうだったんですか』

ちょっとだけ。ほんのちょっとだけ、期待してしまった。

ショートピースさんが、ショッピ君ご本人なんじゃないかって。